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【息子のサッカーを見て、見えてきたこと Vol.36】頑張れ!高井幸大選手!!

こんにちは!

昨シーズンは、川崎フロンターレ(J1)、横浜FC(J2)を中心にJリーグをウォッチしていました。

それと合わせて、川崎フロンターレU-18のプレミアイーストの試合、プレミアファイナルの試合などを観戦していました。

昇格初年度にもかかわらず、川崎フロンターレU-18は見事、プレミアイーストを優勝しました。

残念ながら、プレミアファイナルでは、サガン鳥栖U-18に負けてしまいましたが、試合は非常に素晴らしいレベルで、高校年代の最高峰と言って相応しい試合でした。

今年は、トップに3人が昇格していますが、昨年の試合で最も(特に守備面で)目立っていたのが、高井幸大選手です。

私としては昨年の記事にも書いているのですが、高校三年生にして既にプロでプレーできるレベルと見えました。

ただし、昨年のトップチームには、センターバックとして、谷口選手(W杯後にカタールに移籍)、ジェジェウ選手(現在怪我で負傷離脱中)、車屋選手、山村選手と非常に競争強度の高い環境にあったため、公式戦でのプレー機会には恵まれませんでした。

そんな、高井選手でしたが、先日のホーム名古屋戦でJ1デビューを飾りました。

結果は1-2で敗れてしまいましたが、デビュー戦とは思えないほど、安定していましたし、レベルの高さを見せていました。

昨年の記事に書いたのは、トップチームで試合に出られないのであれば、J2やJ3にレンタルするというのが彼の今後のサッカー選手の成長に大いに寄与するのではないかということ。

以前、久保建英選手がFC東京で出番がない時に、高校年代にも拘わらず、横浜マリノスにレンタル移籍していました。その時のマリノスでは出場機会確保までは至りませんでしたが、翌シーズンの飛躍(さらにはA代表選出や海外移籍)に繋げていました。

個人的には高井選手は冨安選手に匹敵する、または超越する可能性を秘めていると感じています。

そのためには彼にはもっとプロでの出場を増やして欲しいと思います。

今年の川崎フロンターレU-18をJビレッジカップで観戦する機会を得ました。印象的だったのは選手よりもベンチのコーチたちです。

他の強豪校やJクラブのアカデミーと比較して、圧倒的に試合中に静かでした。そこから類推したのは、試合中に選手たち自身で考えさせ、コミュニケーションを取ることに重きを置いているのではないかという点。

サッカーと言うのは自由度の高いスポーツであり、複雑性に富んでいます。また、選手交代の機会が限定されており、戦術をベースにしながらも臨機応変な対応が求められます。

また、相手がいる中で、思い通りにプレーすることは難しく、自分たちで課題解決を図っていかなければいけません。

育成年代(それは高校生ではなく、小学校低学年でも一緒だと思います)から、原理原則やコンセプトはありつつも、そこからどの様に自分の色を出せるか、個性を発揮できるかだと捉えています。

私の愛読書「オシムの言葉」を読んでいると、故オシム監督は、常に状況に応じた良い判断やルール(サッカーのルールではなく戦術という意味)を上手いこと逸脱し、アドリブを利かせるかを求めていたことが分かります。

高井幸大選手の活躍を祈念するとともに、今年もフロンターレU-18が躍進することを期待しています!!

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