【息子のサッカーを見て、見えてきたこと Vol.30】止める、止める
こんにちは!
ここ数年のフロンターレの躍進並びに、出身選手の目を見張る様な活躍によって、以前の監督であった風間八宏さんの「止める・蹴る」(そこには運ぶや剥がすなども含まれていはいるのですが、、、)はかなり浸透した認識です。
ただ、私が最近ずっと考えているのは、「止める、止める」という止める(トラップ)にフォーカスすることです。
以前読んだ中村憲剛さんの著書では以下の様に記載されていました。
また、中村さんのYouTubeも非常に参考になります!
この動画でも中村さんが語っていることや風間さんが言っていることは、正確に止められることが最も早いプレーであると言うことです。
また、ダイレクトで蹴るというのが必ずしも良いとは言い切れません。止めることであえて時間を稼ぐことができます。
ダイレクトでプレーする選択肢しかないのか、状況を見た上で、止めるのとダイレクトを選べるのではプレーの奥行きが全然違います。ダイレクトが全て正しいわけではなく、正確性が高く、次に適切に繋がるプレーが正しいのです。
最近聞くサッカーのワードとして「キャンセル」と言うのがあります。ウイイレみたいな感覚ですが、状況を見てプレーを変えることを指します。
正確に止められると言う余裕を持つことが、早いプレーやとっさの判断のチェンジに繋がってきます。
私はフロンターレの試合(等々力に行ったり、Daznで見たり)だけでなく、YouTubeの練習風景などを見ています。
その際に止めるを高い精度でできているのが、脇坂泰斗選手であったり、大島僚太選手です。(他にも上手い選手が多いですが、彼らのレベルは非常に高いです!)
大島選手は自分の間合いにピタリと止めるので、相手は飛び込めません。飛び込んでしまうとかわされるからです。
大事な点は、足元に止めすぎないということです。ただ、前過ぎると相手に取られます。
この自分の間合いを子どものうちから意識して、徹底することがレベル向上に繋がると信じています。
また、インサイドやアウトサイドだけでなく、あえてフットサル的要素の強い足の裏でのトラップも子どもたちには意識して取組んでもらっています。
日本のガタガタのクレーの上ですとどうしても、繊細なトラップをするには多くの要素が求められますが(ただ、それをものともしないしなやかさも重要な要素です)、体育館や人工芝であれば、基礎を高めることができます。
さらに、あえて強いボールを出すようにしています。レベルが高いところほど、強いボールを止められないと勝負になりません。
この止めるという要素を突き詰めていくことでどんな未来が作れるのか、ワクワクしています!!
ちなみに蹴るは、正しい蹴り方を意識して、たくさん蹴っていけば、勝手に上手くなるだろうと期待しています(笑)
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