「手の届く範囲」と幸せであればいい。
「手の届く範囲」と幸せであればいい。
ここ数年、ずっとそう思い続けています。
NPOを起ち上げた10年前は、もっと広く大きくたくさんの人のために活動をしたいと思っていました。また、そうあるべきという風潮も強かった。
社会を変える。ソーシャルインパクト。そんな言葉が飛び交い、眩く希望に満ちていました。それは資本主義における経済成長と同じように、社会起業家における社会的価値の拡大はある意味での正義でした。
そういう価値観ではない人が当時からたくさんいたことは知っています。ただ、ぼくの目にはそう見えていました。
そして、ぼくはそういう世界での戦いに真っ向から敗れました。
拡大はできず、小さな活動を続けるに留まりました。
最初から小さな活動だけを目指したのではなく、拡大しようと思い、できなかったのです。そういう意味で、社会的価値の拡大という戦いに敗れたのです。
娘が産まれた6年前。
その少し後くらいに、敗れたことをようやく認めはじめたのだと思います。そして京都へ移住した4年前。拡大という柵からようやく抜け出せた気がしました。
そして、拡大思考から逃れたときに思ったのです。
自分自身と自分の事業が近い方が心地いいなと。
ぼくがずっと大切に思い続けている言葉。
あなたがこの世で見たいと願う変化に、あなた自身がなりなさい。
ガンジー
この言葉を体現できる状態こそが、自分にとっての心地よさに繋がっていると。
自分の行っている事業や仕事が、自分の生き方に余ることがあります。壮大なビジョン、限りなく美しい言葉、聖人君子の集まりに見える発信。
それといまの自分自身がかけ離れれば離れるほど、嘘が多くなり、息苦しさを感じるようになるのかもしれません。
ぼくは、できるだけ自分をそういう状態に置きたくなかった。
仕事上の自分と、プライベートな自分の距離が近い方が心地よいのです。
ぼくは、自分の家族を大切にして「ただいま」と帰りたくなる家庭であり続けることで精一杯。
それだって、いつどうなるのかは誰にもわかりません。
だから、精一杯家族の方を向いています。
家族を中心に、友人や仕事で関わった人たち。
そうした人たちと、共に幸せであることで十分満足。
では、また明日。
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