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働いてる姿を子どもに見せるのは誰のため?

「パパはここでお仕事するん?」
数台の机と椅子が並べられ、空っぽのプロジェクターが真っ白なスクリーンを映し出している会議室。
娘は、ちょっとソワソワした様子で部屋を見まわしていた。

先日、仕事の講演会に娘を連れて行った。娘は預かり保育をしてもらうから、ぼくが喋っているところは見ないけど、仕事をする姿を見る機会をつくるのもいいなぁと思った。

娘はたまに、妻の仕事場に行くことはある。
でも、ぼくはほとんど家で仕事をしているので、職場と言っても書斎だ。
だから、めったにないけど連れていけるときは連れていってあげたいなと思う。

※※※

連れていってあげたい、なんて書いたけど自分が働いている姿を子どもに見せたいのは、別に子どものためというわけでもない。

もちろん、そういう気持ちだってあるけど、ぼくは案外親のためのほうが大きいんじゃないかって思う。

子どもが興味深そうに自分の働いている姿を見てくれると、それはそれは誇らしい気持ちになる。
子どもに対して自分の仕事のことを語る機会って、なかなかないけど、その機会もになる。
誰だって、普段見せているのと違った姿を見せて、すげーって思われたいものだろうし、それがわが子ならより一層そう思うだろう。

自分が子どものことを色々知りたいと思うのと同様に、子どもにも家とは違う姿を知ってもらいたいのかもしれない。

※※※

「パパはここでお仕事するん?」
と聞いたあと娘は、
「早く遊ぶとこに連れてって!」
と託児の部屋を求めた。親の働く姿なんかの100倍、遊んでくれる保育士さんのほうが魅力的だ。

打ち合わせしてるところとか、セッティングしてるところとか、働くパパはカッコイイ!! なんてのは、遠い未来の幻想か。はたまた、ただの夢物語なのか。


では、また明日。

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