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「初めて全部自分で動いてやり遂げられた」なぜ”やってあげない片付けサポート”なのに子育てしながら片付けられたのか?

☆最初にかんたん自己紹介
「10年後も”ただいま!”って帰りたくなる家庭にしよう」を志として”家事シェア”を提唱。元インテリアコーディネーターとしての経験も活かし、家族の「関係(家事シェア)」「環境(部屋づくり)」をサポートしています。

今日は、ずっと片付けに挫折し続けていたAさん(共働き育児中のママさん)「自分の力だけで片付けをやり遂げることができた」その理由と、ぼくが今まで失敗し続けていたサポートの失敗談をお話します。
「過去に片付けサポートを受けたけどリバウンドした」
「色々がんばって来たけど自分でできるようにならない」

と言う方のヒントになればと思います。

▷ 「自分の力でやりきった!」育児しながらお片付けBefore-After

「テーブルの上が散乱しがちなんです」
そう言って片付けサポート、お片付けBootCamp!の中で見せてくれた写真。

テーブルって物をとても置きやすい広さと高さ。それに配置してある場所も丁度いい。だから、テーブルに書類や買ってきた物が置きっぱなしになってしまうというのはよくあることと思います。

テーブルに限らず、お部屋の色んなところにこうしたができあがっていたのです。

五月人形は3年間出しっぱなし😱
上に物まで置いてる!
※ 本人投稿より

なんと、五月人形は3年間テレビ台の上に鎮座しつづけていたとのこと。

それが、お片付けBootCamp!を卒業するときにはこんな写真を投稿してくれたのです。

小さなお子さんの子育てをしながら、しかも共働きで夫婦ともに忙しく働きながら、少しずつ取り組み続け、たったの5ヶ月で家中を自分で片付けることに成功したのです。ここには載せていませんが、Aさんが片付けたのはキッチンの収納から洋室、クロゼット、寝室と全部屋に及びます。

▷ 片付けてもらった3年前「わたしはどこか指示待ちだった」

じつはお片付けBootCampに参加する3年前。
Aさんのお家を、ぼくがモヨウ替えしていました。

この時は2ヶ月ほど、3回の訪問を経て、

開かずの間だった洋室をファミリークローゼット兼おもちゃスペースへとリニューアル。ご家族みんなで一丸となって取り組み続け、これだけのモヨウ替えを達成することができました。

でもそのときは、ぼくが一つひとつ細かくお片付けのガイドをしながらの作業。
「この箱の中身、出してみましょうか」「出した荷物はこっちにしまうようにしましょうか」一緒に考えながらとは言え、手も口もたっぷり出したためAさんには「どこか指示待ち」という気持ちが芽生えてしまったのだと思います。

当時は「お片付け」のサービスとしては行っておらず、あくまでも「モヨウ替えコーディネート」として部屋の使い方のプランニングや家具提案が中心。ご家族の片付ける習慣に対して、無頓着だったと認めざるを得ません。


▷ 人を変えることはできない。でも変わるのに必要なことは簡単。

ぼくは長年、家事シェアを広める活動をしてきました。
その中でもっともよく言われるのが「家事をしてくれない夫をどうやったら変えられるか?」です。

世の中には「こうすれば夫をコントロールできる」「上手に夫を動かす方法」「夫を教育するメソッド」がたくさんあります。でも、ぼくは自分もひとりの夫としての立場から、そういうメソッドのすべてが嫌いでした。

嫌いなだけじゃなく人の価値観を変えたり、コントロールするなんてそう簡単にできるわけがないと考えています。

だから「家事をやらない夫を手軽に変える技なんて、ぼくは知りません」と答えています。
でも、他人を変えるのは無理でも、人は変わることができる。それは信じています。
そして、人が変わるのにもっとも効果的なのはその人の周りが変わること。

家事シェアが当たり前な男性が周りに増えれば「そういうもんか」と考えるようになっていく。妻が夫の愚痴を言い合う友人と過ごすより、夫婦や家族でいいチーム関係を築こうと前向きな友人と一緒に過ごす方が、夫とのコミュニケーションが変わるかもしれない。
家事をやらないパパの周りの環境(友人や仕事仲間、妻や家族)の変化が、じわじわとパパ自身の変化に影響を与えてくれる。

お片付けも同じ。
ぼくが訪問するとなると、みんな一生懸命片付けます。たとえ当日、ぼくが手をほとんど出さなかったとしても片付けははかどるのです。

ぼくが説得して、説明して「さあ、片付けよう!」と一生懸命モチベーションをあげるよりも100倍簡単。ぼくが家に訪問すれば、お客さんは片付け始める。

それはぼくが片付けやインテリアの仕事をしているからではありません。日曜日に友達が遊びに来るとなったら、土曜日に一生懸命片付けるのと同じです。

それは「人が家に来る」という環境の変化がもたらした力

きっと、環境の変化による力ってみんなもう知っている。たとえば、

家では勉強に集中できなくて図書館に行く。
学校が変わって付き合う友人が変わったら自分の価値観も変わった。

粛々と意識の力を振り絞って自分を変えるのは難しい。でも自分の居場所を移動させることで人は変わることができる。

3年前、一緒に部屋を片付けたときには少しずつ物が散らかっていってしまったAさん。彼女がその後、自分の力で片付けをやり遂げることができた理由。

それは片付けをがんばっている人たちがいる環境に身を置いたから。
そして、「自分一人ががんばるお片付け」を「みんなで励まし合いながらやり切るお片付け」へと変えて、励まし合いながらがんばってこられたから。

三木さん、私も長いようであっという間の5か月が過ぎ、本当に感無量です。
最初は正直言って続けられる自信がありませんでした。でも毎日誰かしらの投稿があったり、コメントに励まされたり、もちろん三木さんにもたくさん背中を押してもらって、ここまで続けることができました✨間違いなく、このチームのおかげです!

3年前は確かに形としては整って、今の基盤を作って下さったのでとても感謝していますが、私の気持ちはどこかで指示待ちだったのだと思います。本当にごめんなさい💦
このBootCampの中では全部自分で動いて、やり遂げる事ができ、とても大きな自信になりました!自分の人生を振り返っても、お片付けに限らずあらゆることで挫折してきたので、人生の自己肯定感が上がったように思います✨✨
※ Aさんの投稿より抜粋

▷ 「全部自分で動いて、やり遂げることができた」

これは長い間、部屋が片付かずに悩んでいる人がいつか言ってみたい言葉だと思います。そして片付けサポートの仕事をする人が、何よりもお客様に言ってもらいたい言葉でもあります。

ぼくはずっと、お客様宅へ伺って一緒にモヨウ替えやお片付けをサポートしていました。その度に「三木さんのお陰で部屋が片付きました」「三木さんが来てくれなかったら、自分たちだけじゃこんなにキレイにできませんでした」と言われ続けたのです。

めちゃくちゃ嬉しい反面、それでいいのかと疑問を感じてもいました。

その結果考えたのが「やってあげない片付けサポート」です。

ぼくがするのは、行動を後押しするための環境を用意すること。みんな本当は自分で片付けができるようになりたい。自分で心地よい家を維持できるようになりたい。だから、やってあげてハイ終わりじゃダメだったのです。


なんだか子育ての話をしているみたいですが、同じことなのかもしれません。
「勉強しなさい!」と言うより、となりで一緒に勉強したり、家族みんなで一緒に勉強する時間をつくったりした方が子どももやる気になる。

ノウハウやメソッドをたくさん身につけても、どうしても習慣化ができない。
そんな場合は、片付ける環境に飛び込むことで自分自身を変えることができるかもしれません。


▷ お片付けBootCamp!で一緒に自分たち家族らしい暮らしを実現しよう!

Aさんは、5ヶ月かけて片付ける習慣を身に着けつつ、自分の家を片付けきりました。ぼくはお片付けBootCamp!という「やってあげない片付けサービス」をはじめてから、Aさんのような卒業生をたくさん見てきました。

今日してきた話は、Aさんだけの特別な事例ではないのです。

うそはつけないので、100%全員がAさんのように習慣を身に着けて卒業したとは言えません。それでも、BootCampに入ってみんなと励まし合いながら挑戦し続けた人たちは変化を実感しています。確実に片付いていく部屋の写真を、毎日毎日ぼくは見続けています。

もしも、部屋を心地よくしたい、今度こそ片付けをどうにかしたい、暮らしを改善したいと思っているならぜひ参加してみてください。

これまで色々挑戦してダメだった人にこそお勧めです。なぜなら、これまで「やってあげない片付けサポート」を受けたことはないはずだから。片付けをがんばっている人たちに囲まれながら、自分ががんばるだけじゃなく、人を励ましながら家を片付けたことはないはずだから。

ぼくは、あなたの「ただいまって笑顔で帰りたくなる家庭」を育みたいという本気の気持ちを、全力でサポートしたいと思っています。



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