子どもの観察は、監督じゃなくてオーディエンスとして。
「お風呂を洗ってから出るんだよ」
7歳になる娘との約束。
「あー、面倒くさいなー」と言いながら、律儀に守っている。
子どもが毎回お風呂を洗ってから出るなんて、子どもにしてみたらとても面倒なことだ。いや、大人だって面倒だろう。
でも、約束をさせたぼくだって、まあまあ大変なのだ。
「ねぇ、パパ洗うところ見てて」
娘がお風呂洗いをするときは必ずオーディエンスを求められる。けっして「監督」は求められてない。
「そこの隅っこもちゃんと洗って!」なんて注意したら、とたんにテンションは急降下する。
「ねぇ、今日のお風呂掃除、何点?」
そう聞かれれば「80点! あとは、そことそこをキレイにできたら100点!」
なんて答える。だから、見てるふりなんかしていられないのだ。子どもって、意外と「ちゃんと見てない」に敏感だものね。
ちゃんと見て、ちゃんとフィードバックすれば、思った以上に楽しそうに喜ぶ。
ラーンネット・グローバルスクールという学校でインターンをしていたとき。
「子どもをちゃんと観察すること」「誘導じゃなくて、ナビゲートするようなイメージ」と何度も言われていた。
あの経験のお陰か、子どもと話をするときはよく観察するクセがついたように思う。
「見てて」というのは、子どもが発する一番多いメッセージ。
ずっと目を離さないなんてできないし、見てるようで見てないときもよくある。だけど「見てた」ときの効果は絶大だ。
監督じゃなくて、オーディエンスとして。
「見てる」と言っても、ずっと監督されてるのは子どもだってシンドイだろう。親だって辛い。
オーディエンスくらいの気楽さが、お互いにとって健全なのかもしれない。
まあ、オーディエンスだって楽じゃないんだけど。
娘のお風呂掃除は、なかなか様になってきた。
まだしばらくは、オーディエンスが必要だろうけど。きっと、それだけの価値はあるのだろう。
では、また明日。
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