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そう生きるしかなかった。〜フリーランスという生き方〜

…私が言った「人格」って、優れた人柄や品性とかの意味じゃないよ。
どんなに才能があっても色んな事情でそれを続けられない人は大勢いる。でも、運がいいのか悪いのか、
町蔵君はマンガをやめなかった。 ――いや、やめられなかった。
望んだというよりはそう生きるしかなかった。それこそが「人格」だよ。
町蔵君はこれでしか生きられないんでしょ?

出典 G戦場ヘヴンズドア

G戦場ヘヴンズドアという漫画にあるセリフ。
「望んだというよりはそう生きるしかなかった」この言葉に、自分の生き方を肯定してもらえたような気がしました。

僕は独立、つまり会社に属さない働き方をしてもう18年ほどになります。キャリアのほとんどをフリーランスとして働いてきました。

でも、独立当初はフリーランスへの憧れなんて微塵もありませんでした。今のようにフリーランスがたくさんいる社会ではなかったし、会社員の周りからは、どちらかというとフリーターの延長のような扱いを受けていました。

ずっとフリーで働き続けると言うよりは、よい就職先が見つかるまでの一時しのぎのような見られ方です。だから「いつ就職するの?」としょっちゅう色んな人から言われてました。

僕自身も、この働き方でいつまで続けられるのかなんてちっともわからなかった。それに、続けていく自信だってありませんでした。

でも、僕はそう生きるしかなかった。

それは堅い意志とか、稼ぐ才覚があるとかではまったくなくて。

どうしても就職して働くことができなかったのです。同じ会社に同じ時間に毎日通うことも、周りとコミュニケーションを取りながら仕事をすることも、ブルシットジョブと思われるような仕事だって会社人としてちゃんとやるってことも。

きっと誰もがいやいやとは言え、当たり前にやっていることが、どうしてもできなかったのです。

いや、もしかしたらたまたま入った会社で続かなかっただけで、続けられる会社だってあったのかもしれない。

だけど、20代の僕は続けられる会社を探して回るより、独立するしかないのだろうなと思ってしまったのです。

フリーランスで生きていけなかったら、僕はもうこの社会で生きていけないかもしれないと、本気で思っていました。いや、今だって思っています。

フリーランスで10年続く人は26%らしい。僕はもうすぐ20年になるので、もう少し希少な存在になるのかもしれません。

でもそれは、才覚があったのではなくて、ただその生き方しかできなかっただけなんだと思います。それが、なんだかとてもしっくりくるのです。

では、また。

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