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7日間ブックカバーチャレンジ7日目。アンネの日記。

7日間ブックカバーチャレンジ7日目。
いよいよ最終日です。今日はこちら。

アンネの日記。

なぜか久しぶりにふと思い出した一冊。
ナチスからの潜伏生活と、コロナからのステイホーム生活が頭の中のどこかで繫がったのかもしれません。


アンネの日記との出会いは、たしか中学2年のころ。
友人付き合いが何ひとつうまくいかず、毎日が袋小路のように行き詰まっていたとき。

たまたま図書館で見つけ、ベージを開くとそこにはぼくと同い年の女の子がいた。その子は、ぼくよりも明らかに酷い状況のなか、明るく元気に文字を綴っていた。
潜伏先での変わりない日々のなかで、希望を見つけたり絶望したり。

ぼくは、いつしかこの日記の女の子を好きになっていた。


でも、史実はハッピーエンドではない。
日記は「自分は、なりたい自分にきっとなれるんだ」という未来への希望の一言で終わっている。

その一言を最後に、潜伏先が見つかり、収容所へと送られ、そこで亡くなっているのだ。わずか15歳だった。


この日記も、何度もなんども繰り返し読んだ。
日記は常に、少しコミカルで、希望に満ちていたから。

生きることに絶望していたぼくを励まし、勇気をくれた一冊だ。


では、また明日。

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