見出し画像

最近「本棚いらないなぁ」と考えることが増えています。

起業した頃は、本に囲まれた生活に憧れていました。
なんだか経営者っぽくてカッコイイですよね(笑)

辞書みたいなセットを会議室に並べる。
それだけでなんだか「すごそう」に見えます。

事業が大きくなったら、本棚を増やしたい。
書斎を持って、そこにコレクションを並べたい。
図書館のようにして、数千冊の蔵書を保管したい。

今まで、年間300冊読んでいるとしたら
5,000冊は読んできた計算です。

図書館が1,000冊だとしても
4,000冊は、新品や中古で手に入れているはず。

保管していたら4,000冊……これは壮観でしょう。

しかし、そんな気持ちがあったのは、初めの10年くらい。

今では、いかに本を減らすかを考えています。

会社には、大きな本棚が2つありますが、
一つ減らせないかなぁと思っています。

本って、使うから保管しておくのです。
価値があるから、保管しておくのです。

しかし……その「価値」が揺らいでいます。

Amazonを見てください。

古い本やベストセラーなら、
1円+送料で売られていることがあります。

メルカリだって、最低出品価格の
300円で売られていることも珍しくありません。

自分の名前で検索をして、たくさんの本を見つけ
「まあ……そうだよなぁ」って思います(笑)

希少性の高い本は、もちろん手元に置いています。

絶版になり、買い戻しができない本。
中古での価格が異様に高い本。

私の書棚を見ても、こういった本は、100冊くらいだと思います。

今、手元には800冊くらい本があります。

この中で、過去1年で手に取った本は100冊くらいです。
つまり、残りの700冊は、ただ場所をとっているだけ。

オフィスの飾りになるならいいですが、そうではありません。

研究用資料のため、置いていることで安心につながる本もあります。
でも、それってほんの一握りです。

私の場合、文章、メール、メルマガ、時間管理……。
このあたりは、手元に保管しておきたい。

他の本は、本当に不要ですよね。

このストックコストがどのくらいかかっているのだろう。
そう思うと、手元に置くことのデメリットを強く感じます。

昔は「所有する」ことが、幸せだったように思います。
逆に今は「持たないこと」が幸せにつながるように思います。

今は、メルカリなどの個人売買が当たり前になり
自分の持ち物という感覚が減っていませんか?

また、以前ほど中古品への抵抗がなくなっているように思います。

よく考えたら、飲食店で使っている食器は
誰かが使ったものですから、中古品ですよね。

ホテルだって、誰かが利用したお風呂だったり
誰かが袖を通した浴衣だったり、中古品なわけです。

こう考えると、新品にこだわる必要ってありませんよね。


最近、メルカリやAmazonで売られているものを
自分の棚にあるような感覚で眺めている自分がいました。

誰かが保管してくれている。
それが巡り巡って、誰かの手元にある。

そして、必要なときにはいつでも手に入れることができる。
手に入れたとしても、不要になれば手放せばいい。


つまり所有しているようで、所有していないのかもしれません。


この「所有」という概念をどう捉えるかで
これからのビジネスの展開も変わりそうですね。

みんなで共有することを当たり前と捉えてみませんか?


もっと知りたい!&プレゼントのお知らせ

本記事は、メルマガ『0.1%の成長』の抜粋版です。本編では、導入や編集後記などに時事ネタや近況報告などが含まれています。

メルマガを受け取りたい方は、以下のバナーをクリックして、ご登録下さい。今なら、『仕事を高速化する「時間割」の作り方』をプレゼント中

画像1


記事を読んでいただくだけでも嬉しいです。さらに「いいね!」がつくともっと嬉しいです。さらに……サポートしていただけたら、モチベーションが10倍アップします!