見出し画像

テクニックに勝るもの

このコラムは、メルマガ『0.1%の成長』をnote用にアレンジしたものです。個人のビジネススキルを高める情報を日刊でお送りしています。今まで3,000本以上のコラムを書き、32冊の書籍を出版してきました。そのノウハウをまとめてお届けします。

おはようございます。
アイ・コミュニケーションの平野友朗です。

なんだか凄く調子がいいのです……。

セミナーの申込がかなりのハイペースで入っています。

決算キャンペーンのため
申し込み者には、書籍を1冊プレゼントしています。


ただ、これだけが原因とは思えません。

急に学習意欲が高まったのか。
教育が必要だと感じる出来事が増えたのか。
採用数が増えたのか。

マナーや文章力アップ講座を中心に
全体的に申込が増えています。

こうして申込を通して世間の動きを肌で感じられる。
これって、非常にありがたいことですね。

経営者としても、ほぼ現場で仕事をしています。
今まではスタッフに任せっきりにものもありました。

ただそうすると感じられるものが減り判断が鈍る。
申込者一人一人と向き合って、施策を考えて行く。

それが私には向いているみたいです。

ちなみに、決算キャンペーンの詳細をまとめました。
https://www.sc-p.jp/news/20211109/

それでは、メインコンテンツにいってみましょう!

■テクニックに勝るもの

今週も5回セミナーでお話しします。

その時にいつも感じるのが
「テクニックを求めている人が多い」ということ。

すべてを一気に解決するような
そんな凄いものが手に入ると思っているのかもしれません。

私はそのようなものに出会ったことがありません。

たとえば、セールストークのセミナーがあったとします。
そこで学んだことをそのまま使っている人がいます。

営業を受ける側からすると
「今○○のテクニックを使っているなぁ」って感じます。

ひとことで言うと……不自然です。

意図的にミラーリングして私の動作を真似ているなぁ。
これは「Yes but法」だなぁ。

ある程度勉強していたり、経験値があれば
瞬時に気付くはずでしょう。

営業を成功させようと思ったら、自然に会話をするのが一番。

うまく行っている人たちは、
テクニックを使っているという意識は低いはず。

不自然さを排除して、自然に振る舞う。

つまり、テクニックを意図的に使っている段階で
それはほぼ相手にばれていると思って良いでしょう。

テクニックを覚えてもいいのですが
無意識で使えるようになってからがスタートだと思います。


たとえば、今日はメール営業のセミナーがあります。

その冒頭で必ず次のように伝えます。

「これを書けば売れるというようなテクニックは存在しません。
 今まで、150万通くらいのメールを見てきましたが、
 この文章は凄い!!というメールは皆無です。
 メールの文章力は、普通で十分。
 本当に大事なのは○○なのです。」

読みやすい文章、印象がいい文章、
そういうものはたくさん存在します。

これは、交通ルールのようなものですから
セミナーで簡単に教えることができます。

しかし、文章だけで人を動かすというのは難しい。

そもそも、たったの1通で相手を動かすような
そんなメールは存在しないと思ってよいでしょう。

人を動かそうと思ったら、情熱か論理が必要。

情熱的な文章が、いい文章かといったらそうではありません。
同じ文章でも、誰が語るのかによって、印象が異なります。

私は、情熱が薄い人間です。
その人間が、急に情熱的になったら違和感があるはず。

いつも想いを語る人間が急に論理で語るようになったら
恐らくそこにも違和感が生まれるはずです。

自然な姿でいるのが一番。


さて、先ほどの営業の話に戻しましょう。

売るためには文章力以上に必要なものがあります。

それは何か……。
その答えを知る前に、次の問いに答えてみてください。

なぜ、入社1年目の人でも売れるのでしょう。

・商品知識も少ない
・人間的にも未熟かも知れない
・テクニックも持っていない

これが分かっていないと、テクニックを磨いたり
商品知識をため込んだりしてしんまいます。

もちろん、営業成績を上げる一要素ではあるでしょう。
でも、優先順位としては、もっと上のものがある。

私の答えは、【接触することが重要】です。

つまり、営業力の本質とは接点管理。
接点を維持することが最優先事項。

だからちゃんと連絡する人は、1年目でもしっかり売れます。

【編集後記】オススメの小説


たまに小説を無性に読みたくなります。

そんなときは、近所の書店に行き
新刊コーナーにあるものを10冊くらいまとめ買いします。

そんななか手に取ったのがこちらの本。

ここ数年で読んだ小説で、一番面白いかも。

続きが気になって、今日は3時過ぎに起きて読んでしまいました。

水墨画の世界に触れられるし。
細かい心的描写も面白い。
文章で表現される世界が本当にキレイ。

なんでこんなに水墨画の世界のことを語れるのだろう。
どれだけ取材をしたら、わかるんだろう。

そう思ったら、著者さんが水墨画家なのですね。

この前読んだ本も弁護士の世界に詳しいと思ったら
本業の弁護士さんでした。

私が本を書くなら……
メール、起業、出版、セミナーなのかなぁ。

ただ、面白くなさそうですね(笑)

今日のメルマガはいかがでしたか?

感想、質問、などこちらに投稿いただくと嬉しいです。
https://www.facebook.com/groups/1041774473302167/posts/1075805226565758/


書籍プレゼントのお知らせ

今メルマガに登録をする、全員に『仕事を高速化する「時間割」の作り方』をプレゼント中。バナーをクリックして詳細をご確認下さい。

画像1

今日の記事を気に入っていただきましたら「スキ」や「コメント」をいただけますと嬉しいです。皆さまのフィードバックが記事を書き続ける原動力です!

記事を読んでいただくだけでも嬉しいです。さらに「いいね!」がつくともっと嬉しいです。さらに……サポートしていただけたら、モチベーションが10倍アップします!