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コミュニティマネジメントの未来

現代のインターネット社会において、コミュニティマネジメントという言葉が頻繁に使われるようになりました。でも、その実態や未来についてはあまり知られていないかもしれません。コミュニティマネジメントの過去から未来を解説します。

まだまだ海外に比べるとコミュニティでプロダクトを伸ばすという手法自体が浸透していない国内において、一昔前は(今もそうかも)上司から突如とコミュニティ責任者を任命され、右も左もわからずまま日々奮闘するみたいな担当者がほとんどじゃないかと思います。

昨今ではコミュニティ構築事業を展開する企業も増えてきましたので、方法論やツールといった外部の知識を使ってコミュニティを運営することができるようになってきました。

では、この先どうなっていくんでしょうね・・・

「ビジネスをドライブさせるコミュニティBPaaS」という形へと進化していくのかもしれません。BPaaSとはBPO as a Serviceの略なんですが、その前に「BPO」って?ですよね。BPOとはビジネス・プロセス・アウトソーシングといって自社の業務プロセスを外部リソースを活用して本事業に集中するというビジネスモデルになります。コールセンターやバックオフィス業務をBPOしているなんて話はよくききます。

コミュニティ運営をBPOする。ということなんですが、コミュニティは盛り上がりと安定の差が大きく、一定の業務量が前提のBPOだとなかなか難しく、そこで料金調整によってサービスレベルを変動できるサービス型でのアウトソーシングが適している、すなわちBPO as a Serviceということなんですね。

では、アウトソーシングって何がうれしいの?ってところなんですが —

  • 勉強会、共同チームによる自社社員のケイパビリティ強化

  • アナリティクス、AIなどのテクノロジー活用

  • リソース集中による新たなビジネス価値の創造

といったように、やらなければいけないことは分かっているが、なかなか社内で実現しづらいなんて課題にアプローチできます。

そもそも、企業が求められていることは、コミュニティ運営ではなく主軸ビジネス価値の創造であり、そのコア業務へリソースを集中させノンコア業務はアウトソースすべきなんですよね。コミュニティマネジメントの未来はBPaaS!


最後に、読んでいただいたみなさんにバイアスのないようお伝えすると、このnoteを書いているTOMOは、コミュニティの構築・運営をワンストップで提供する㈱シンセカイテクノロジーズのCCO(Chife Community Officer)、またWeb3コミュニティ業界の健全化を目指す一般社団法人Web3コミュニティ協会の代表理事をしております。

デジタルコミュニティの現場での経験値や最新情報を追ったりしていますので、よろしければTwitterをフォローください。


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