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管理情報を入れるのなら、「科目」は使わない!(Google Classroom)

下図は、Google Classroom で「クラスを作成」を押して、クラスを作成しようとしたときに表示される画面です。

「クラスを作成」で表示される画面

あとで管理しやすいように丁寧にこれらのフィールド(項目)に情報を入力していくと思います。

  • クラス名(name)

  • セクション(section)

  • 科目

  • 部屋(room)

しかしながら、GAS の API では上記の 4項目のうち、「科目」については扱えないようです。 ※少なくとも、この記事を作成している 2023年 3月時点では。

以下 URL のリファレンスページで説明されている「Resource: courses」によって、API ではクラスのデータをやりとりしますが、この項目の中に「科目」に対応するものが存在していないのです。

定義されているメンバー

クラスを作成した後に設定できる「クラスの説明」は description として設定できるものの、「科目」については Web やアプリでは設定できるものの、GAS などの API では「科目」を扱えないのです。

クラス作成後には「クラスの説明」も設定できる

どうにかできないか、と調べていたら… TD SYNNEX のブログでも、以下のように説明されていました。

また、「科目」については現時点ではGAS(Google Classroom API)では設定できないようでした。
なので今はGoogle Classroomの画面上から設定するしかないようです。

GASでGoogle Classroom APIを使用する - TD シネックスブログ

クラスの作成やアーカイブ、削除といった操作を GAS を用いて一括処理させようとするのであれば、管理情報は「科目」には設定しないようにしましょう。 「セクション」や「部屋」で足りないようであれば、「クラスの説明」に補足するようにした方がいいと思います。

一括でクラスを作成する GAS のプログラムを作成したとしても、「科目」は設定できないのですが、既存のクラスについて手作業で「科目」を設定したとしても… GAS で一覧を作成しても「科目」の内容が取得できません。

組織としてどこまで管理するかも考えなければなりませんが… 管理情報を「科目」に入れる計画を考えてはいけません。 ここが、今回の記事のポイントです!

そして、Google Classroom の使い方を学びたいのであれば、今月発売(2023年 3月)されたばかりの「いちばんやさしいGoogle Classroomの教本 人気教師が教える生徒とつながるデジタル学級づくり」がおススメです! 
動画でも「使い方 全解説」として、1時間 37分の動画を公開されていますが、書籍で学び直したい場合には、ぜひご覧ください。


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