見出し画像

Facebook広告の5つの入札戦略を知ろう!それぞれの特徴を知って最適なものを!

Facebook広告には設定すべき項目がいくつかあります。予算や目標に合った広告運用を行うためには、入札戦略を適切に選ぶ必要があります。

入札戦略には複数の種類があり、どれを選ぶかによって予算の消化具合や目標の達成度に大きく違いが出ます。

これからFacebook広告の運用を始めようと考えている方や、すでにFacebook広告を運用しているが目標としている成果が出ていないという方に向けて、入札戦略の種類や成果に繋がる選び方を解説していきます。

入札戦略がなぜ重要なのか

広告によるマーケティングを行う際に重要なことは「キャンペーンの目的」を明確にすることです。そして目標達成において重要な指標が*KPI(重要業績評価指標)です。

*KPI(重要業績指標)とは?
最終的な目的をどれぐらい達成しているかを表す指標。事前に設定した目標に向かってどの程度運用できているかを確認できる。

広告運用の目的が売り上げの増加や新規顧客の獲得(KPIは売上高の増加率など)であれば、予算を押さえることよりも予算を使い出来る限り多くの人に広告が届くように入札戦略を設定します。

なるべく少ない予算で最大の販促効果(KPIは予算に対する成果率)を目指すのであれば、費用対効果を重視するような入札戦略を選択します。

広告運用の目的となるKPIに合わせた入札戦略を選択することで、狙い通りのFacebook広告の運用が可能です。

入札戦略の種類

選択した入札戦略によって入札タイプが決まります。自社の運用状況や目的に合わせて適した入札戦略を選びましょう。

具体的には以下の5種類から選べます。

▶️最小単価

設定した予算の範囲内で出来る限りの成果が出るように、Facebookが自動で入札をしてくれます。同じ予算でもなるべく多くコンバージョンに繋がるように広告が表示され、設定された予算を全て使い切る前提で配信がされます。

なるべく全ての予算を消化することを目的に入札されるので、キャンペーンを実施したにも関わらず配信すらされず、全く成果が出なかったなどの失敗を防ぐことが出来ます。

初めてFacebook広告を運用する際や、予算を消化することを重視する場合にオススメです。

注意点としては、オークションの状況やクリック、コンバージョン率が思うように出なかった際に、コンバージョンの単価が想定より高くなってしまう可能性があることです。

▶️平均目標達成単価上限

平均目標達成単価上限で入札する際、まずコンバージョンに対する単価の上限を設定します。この上限を超えないように最大限のコンバージョン数を狙います。

顧客1人当たりの獲得予算の上限を事前に設定することで、予算の使い過ぎを防ぎながら、最大限の効率性を目指すことが出来ます。

ただ、設定単価を少しでも超える顧客は獲得できない、市場の変化により設定単価では全く獲得が見込めない場合に対応できないなどのデメリットもあります。

▶️入札価格上限

競合との入札争いなどでの予算の使い過ぎを防ぐことができるのが入札価格上限です。入札価格に上限を設定するので、オークション毎の入札価格をコントロールするのに適しています。

コンバージョンやインプレッションの単価に上限を設けるので基本的に成果が出にくいです。意図的に予算を制限したい場合や、入札争いによる予算圧迫などを防ぐ場合などに使われます。制限が多く活用が難しいので、上級者向けの入札戦略です。

▶️最高値

予算内で売り上げの最大化を狙う入札戦略です。

数種類の商品の収益性を考慮し、高単価な商品の購買を積極的に促すので、決められた予算を消化しながら売り上げの最大化を目指すことが出来ます。

一方で、コンバージョン成果を重視しているのでCPAが上がり、効率の悪いキャンペーンになる可能性があります。

また、この入札戦略を利用するには「バリュー最適化」という条件を満たす必要があります。

※バリュー最適化についてはこちら

▶️最小ROAS(広告費用対効果)

入札毎に広告費用対効果を設定し、維持しながら売り上げの最大化を目指します。広告に対する回収率を事前に設定できるので大きな失敗がなくなります。

ですが、設定された最小ROASの値を重視するので、高単価の入札を避ける場合や予算の消化しきらない場合があります。また最小ROASの設定値が高すぎて達成が困難な場合も予算を消化せずに広告の帆威信を中止します。

最小ROASを利用する場合も「バリュー最適化」の条件を満たす必要があります。

入札戦略の選び方

では、実際に入札する際にはどのように入札戦略を選べばよいのでしょうか。

冒頭でお話したように、目標に合った入札戦略を選ぶ必要があります。そこでキャンペーンの目標から選ぶべき入札戦略をまとめました。

スクリーンショット 2021-08-25 19.37.36

まとめ

どの入札戦略を選択するかによって、予算の消化度合いや売上高の増減などに大きく差が出ます。Facebook広告は多くの企業が出稿していますが、実際に知識の伴った運用を行っている企業はあまり多くありません。

特にFacebook広告は細かい設定が多く運用が雑になりがちですが、その分、きちんと設定ができれば、実施したキャンペーンで狙い通りの成果を得ることが出来ます。

これからFacebook広告の運用を始める方や、すでに運用を始めているが狙った成果が出ていない方はまず、目標に基づいた入札戦略を決めることから始めましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?