見出し画像

お盆の時期

お盆(おぼん)は、日本夏季に行われる祖先の霊を祀る一連の行事。日本古来の祖霊信仰仏教が融合した行事である。

盆の明確な起源は分かっていない。1年に2度、初春初秋満月の日に祖先の霊が子孫のもとを訪れて交流する行事があった(1年が前半年と後半年の2年になっていた名残との説がある)が、初春のものが祖霊年神として神格を強調されて正月となり、初秋のものが盂蘭盆と習合して、仏教の行事として行なわれるようになったと言われている。日本では8世紀頃には、夏に祖先供養を行う風習が確立されたと考えられている。
※以上、Wikipediaより抜粋

2022年、令和4年のお盆はいつもとは違う感覚、感情があります、
去る2022年3月、私の数少ない友人が登山中の遭難事故により亡くなりました。

私は亡くなった友人を、ちゃんと友人と思いたい気持ちと、本当に友人と呼べる間柄だったのかと今でも自問自答を繰り返しています。

亡くなった友人との出会いは中学時代からの付き合いがある友人(ややこしくなるので同級生と本記事では紹介します)を介して出会いました。

同級生曰く、友人はサバイバルゲーム、いわゆるサバゲーに興味を示したらしく、私はその手の趣味嗜好があった人間(と言っても、出会った当時はまだエアガンをコレクション収集する程度だったんですが)として一緒にサバゲーをはじめて、連絡先を交換したと記憶してます。

ただ友人と出会った当時、私はいわゆるニートに近いフリーターだったこともあり、金銭面に余裕なく、サバゲーの誘いがあればそれまでに日雇いバイトで金稼ぎ、金を貯めてから参加して、それ以外の誘い(呑みの誘いはよく来てましたね)度々、断る、私自身がいわば付き合いの悪い人間でしたね。

なんとか金銭に余裕がある時に誘いを受けては、付き合いの悪い男である私は、友人からしてみれば良い人間ではないでしょう、

『お前みたいな人生舐めきった人間ははじめてみた』

『なんで会話しようとしないの? 盛り上げようって気持ちないの?』

上記の言葉以外にも色々と言われていたな、会う度に会話でマウントをとられ、私の中ではいくら友人と言えど、会いたいという気持ちにはならず、その内、私の方からも連絡はすることもなく、着信拒否にしていたこともあるくらいに、その友人との距離は離れていきました。

そのまま自然消滅でもすれば、それもそれで自然的な流れで私も納得していたかもしれませんが、不思議とその友人との縁は切れていなかったんですね。

そんな友人と連絡も取らずにいた十数年、ある日、同級生が私を剣術の稽古へと誘うという出来事がありました。

同級生が所属している剣術クラス↓

同級生が剣術をもっと手軽に広めてみたいと思いから立ち上げた剣術クラスに、友人はスタッフの一人としていました。

十数年振りにあう友人は、なんら変わっていないままでした、
私自身、十数年という時間で友人が変わることを期待しすぎていた、久しぶりに顔を合わせたその日も、私自身から直接喋ることもなく、軽く返事を返す程度でその日の再会は終わり、剣術クラスの参加も、私自身が剣術に興味がなかったこと、仕事の休みが剣術クラス開催日に合わせることが出来なかったこともあり、その一回のみ参加で終わりましたが、そこからまたサバゲーに誘うきっかけが生まれ、何度かサバゲーに誘うことが出来ました。

何度かサバゲーに誘い、また次回サバゲーでな、という形の会話を交わして、友人もまたサバゲーに本格的に取り組んでみたい気持ちが出来て、自分の意思で新しいエアガンを購入したりしている矢先、登山中の遭難事故死という形で友人は人生を終えてしまいました。
サバゲー以外にプライベートでも会う決断が出来なかったのは、また感情的なすれ違いが起こること、私自身が友人を疎ましい存在に思っていたこともあります。
ただ、それでも一緒にサバゲーが出来たこと、もし今も生きていたら、これから先も一緒にサバゲーをしていたんじゃないかと思っています。

友人にとって私はあまり良い友人ではなかったのでしょう、しかし、そんな友人は誰かにとっては良い友人、親友だった。それが私の同級生でした。

同級生のブログになります、私よりも同級生の方が、友人がどんな人物であったのか詳しく綴られています↓

私はこの世界から旅立った友人に少しばかりですが、むこうの世界での話のネタを作ってあげられたのかな、そういう点では友人だったかな、
今はそう思っています。
友人よ、私がそちらに行くのはまだまだ先になりますが、ゆっくり待っててな。

2021年7月、サバゲー会場のスタッフ撮影による友人、
この日、一緒にサバゲーに参加したのが友人と会った最後の日になってしまいました、
向こうの世界にサバゲーフィールドが、
あるかどうかは知らないけれど、いずれはそこで。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?