見出し画像

信じられないほどリアルで読んでて苦しいけどめちゃくちゃ面白い小説

見出し画像のこと

昨日の記事の見出し画像に、いしかわいづみさんの写真をお借りしました。

初めてのnoteでの投稿。
「noteでは、こんなにたくさんの素敵な写真たちを使って、自分の記事を飾ることが出来るんだ」と感激。
そして他のクリエイターさんのお写真を借りることに少しドキドキしながら、とても綺麗な桜の写真を選んで使わせていただきました。

そうしたら、アクセスなんてあるはずないと思っていた初めての記事に、いしかわさんが「スキ」をくださっているではないですか…!

いしかわさん、ありがとうございます(もしこの記事も見てくださっていたら…)。
とても嬉しく、心が温かくなりました。
今回もお写真をお借りしています。
こちらもとても素敵です。

(春の野草って、小さいけれど可愛らしくて、健気な感じがとても好きです)

ほんとうに、アイキャッチ画像を通じて誰かと繋がれるなんて、改めてnoteというプラットフォームにビックリです。

食べたもの日記

今日もなんてことない一日が終わりました。

家事をして、買い物に行って、少しパソコンで書き物をして、ごはんを作って…

お昼には無印良品のカレー、「ケララチキン」を食べました。
無印さんのカレーにはたいへんお世話になっております。
新商品のケララチキン。名前がかわいい。キキララみたいで←
味はかなり好みで、具もしっかりしたじゃがいもとチキンが入っていて美味しかったのだけれど、辛い物苦手な私にはちょっと辛かった~
辛さ2だったのに…
サグチキンは辛さ4だけど、そこまで辛く感じないんだけどなあ。

夕ご飯は塩鮭のみりん漬け、里芋とネギの塩煮、キャベツと舞茸と炒り卵のサラダを作りました。
cookpadさんにもたいへんお世話になっております。
里芋とネギの塩煮が好評でした。
(レシピID:915610)

「十二月の十日」読中感想文

ジョージ・ソーンダーズ「十二月の十日」を読んでいます。

アメトーークの読書芸人の回で、Aマッソの加納さんがオススメしていた本です。

この小説がね…読んでいて、とても苦しい。
めちゃくちゃ刺さってくる。
短編集で、お話はどれも設定が奇抜で独特なんだけど、登場人物の感情の動きは普遍的なもので、1話1話、深く考えさせられます。

今、7篇目の「センプリカ・ガール日記」を読んでいます。

妻と3人の子供を持つ、貧しいけれどいつか裕福になることを夢見る父親が、ノートを買ってきて日記をつけるお話。

共感なんてもんじゃない。これは私です。

私は、裕福な友人と比べて貧相になりそうな自分の誕生日を憂う娘もいないし、複数のクレジットカードを限度額まで使ってもいないけれど、それでもこの父親は私です。

なんでしょう、このちょっと現実離れした奇妙な物語の中に生きている、この人間の圧倒的リアリティは。

日記につづられるのは、家庭や仕事や貧乏に対する愚痴。翌日、それを打ち消すかのような前向きな言葉。裕福になる妄想。根拠のない未来への明るい展望。それでもやっぱりなかなか厳しい現実。突然訪れたラッキーに舞い上がる様子など…。

もっとがんばろう! もっと優しい父親になる! 今この瞬間からだ。

こんな言葉、日記やブログに何回書いたかわからない。
ひとしきり悩んで嘆いたあとは、前向きな言葉で気合いを入れたくなるんですよね。

この父親がなんとも哀れで滑稽で、でも、この父親が自分にとても似ているから、すごく複雑で苦しい気持ちになります。

ああ~続きを読むのが怖い!でも、めちゃくちゃ面白い!!!泣
読まない選択肢はないので、少しずつ味わいながら読みたいと思います。


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