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友達の作り方を忘れてしまった感覚

小学生の時は、たくさんの友達に囲まれていた。
うちに遊びに来る子も男女問わず多かったし、
遊びにも行かせてもらって楽しかった。
 
中学校は3つの小学校から集まって2クラス。
小学校の友達+αで楽しく過ごしていたのだけれど、
3年生も半ばを過ぎた頃、あれ?友達と話すのに
緊張する...と感じ始めた。

高校生となり、以前からの知り合いは数人の
クラスに入った時に思ったのだ。

「友達ってどうやって作るんだっけ?」

初めて会う子達としゃべれなかった。
”話題がない”
”何を話せばいいかわからない"
”話が続かない”
”この間が耐えられない”

そして...ほとんどしゃべらない子になった。
 
暗黒の時代到来。
 
別にいじめられていたわけではない。
陰口を叩かれたり、無視されたりもない。
仲間外れにはなってないけど、そもそも
仲間なんていない(友達が作れなかったから)。
話しかければ返事はもらえるし、
誰かとペアを組んだ時には普通に話す。
授業中も指名されれば発言はする。
 
でも、相当無口な女子だった。
男子が描いた卒業文集の似顔絵は笑ってしまった。
そこには、俯き加減でヒョロヒョロの女子が
小さく描かれていた...そんな印象だったのか(^^;;
まぁ描いてもらえただけよしとしよう。
クラスにいたという認識はされていたのだから。
  
今、思い出しても...なぜ、あの頃は同級生と
話すことにあんなに緊張し、ものすごく
ハードルが高く感じていたのかは謎。

いろいろ話さなきゃ!!
緊張する!!
友達作らなきゃ!!
ドキドキする!!
暗いやつと思われてる!!
どうしよう!!

そんな高校生...病んでますよね。
今なら、何か病名がつくものだったんだろうか?
などと思うこともあるけれど、年を重ねるごとに
自然と”人と話すこと”に対する緊張も少し和らぎ
楽しめるようになったので、あの時代に私に何が
起こっていたのか今さら調べることはない。

相変わらず口数が多い方ではないし、緊張しぃ
だけど、社会生活は普通に送れている。
いや、普通以上に楽しめているのかもしれない(^^)
話さなくても自分の思いを語れる場所があるから。

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