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Webデザイナーに転職するためにやったこと(読書編)

こんにちは。tomoです。
今日は前回の【手を動かす編】に続き、わたしが実務未経験からWebデザイナーに転職するときに読んでいた書籍をご紹介していこうと思います。

実際に読んでみた感想も書いていこうと思いますので、購入する際には参考にしていただけると幸いです。また先に断っておくと、わたしはどちらかというと【デザイン】の勉強に注力していたため、コーディングや言語にまつわる本はほとんどありませんのであしからず。

では早速本題に入っていきます。

1冊ですべて身につくHTML&CSSとWebデザイン

「いやほとんどない言うたやーん!」というのはごもっともですが、初学者にはぜひオススメしたい1冊です。

基本的なHTMLとCSSの書き方はもちろん、Webデザインにおいて気をつけたいこと(余白や文字のジャンプ率など)や配色、制作の流れについてまでも掲載されている、文字通り1冊ですべて身につく本になっています。

内容は、画像や図解を頻繁に用いて解説してくれるので、文字だらけで疲れる…ということもありません。わたしの場合、スクールで勢いのままにHTML/CSSを学んだということもあり、「こんな時どうしたらいいんだろう?」ということがよくあります。そんな時に逆引きとしても活用していますので、手元に長く置いておきたい本でもあります。

また著者のManaさん(@chibimana)が運営しているwebcreatorboxというサイトには、Webに関する興味深い情報が複数掲載されていますのでぜひ覗きに行ってみてくださいね。


「買わせる」の心理学

普段当たり前のように目にしているデザインの、心理学との関連性と効果について解説している本です。

わたしはデザインの見た目もそうですが、「ユーザーを違和感なく誘導するデザイン」の心理学的一面にも興味があったので、こちらを購入しました。

内容は各解説が見開き4ページ程度で完結するようになっているので、隙間時間に読み進めやすい構成です。また消費者の心を動かす心理学の話と合わせて、実際にデザインに落とし込んだ場合の具体例もあるので、実務でイメージしやすいのもおすすめのポイントです。


デザインのドリル

こちらは前回の【手を動かす編】でご紹介した、デザインの練習用&学習用に購入した本です。

カードやポスターなど様々な架空案件に対し、参考を元にトレースや模写を通して、デザインの引き出しを増やしていくことが目的の本になっています。

なんといっても必要な素材が揃っているので、探す手間がはぶけるのが個人的には嬉しいポイントでした。またデザインの決まりを頭ではわかっていても、「実際どうやるのがいいんだろう?」ということを手を動かしながら学ぶことができるので、深いインプットにつながる良質な本だと感じました。


コンバージョンを上げるWebデザイン改善集

「買わせる」の心理学を購入した時と同様、ユーザーをコンバージョンに導く方法としてどんなデザインがあるのかを知りたくて購入しました。

こちらの本には、実際に改善されてきたWebサイトのコンバージョン事例が大量に掲載されているため、同じようにコンバージョンで困っているクライアントや制作者などのヒントになりそうな内容だと感じました。

Googleアナリティクスの見方や、どのような分析を経てサイト改善に至ったのかについても記載があるので、デザインの見た目云々よりも、分析に重点を置いたディレクター向けの書籍にもなりそうな気がします。


なるほどデザイン

こちらは言わずもがな、Webデザインについて学び始めた方なら誰もが聞いたことのある書籍かと思います。

わたしがこの本を読んで一番学んだことは、どれだけターゲットのことを考え、それをデザインに落とし込めるか、ということです。

とにかくデザイナーがデザインをするにあたって何を考え、それをどうデザインに落とし込んでいっているのかが順を追って書いてあるので非常に参考になります。おなじ案件に対しターゲットによってまったく違うデザインを作り上げる力は、やはりデザイナーならです。まさに「なるほどぉ〜」の多い1冊でした。


あたらしい、あしらい。

「けっきょく、よはく。」「ほんとに、フォント。」シリーズで有名なソシムさんから出されている、あしらいに関する本です。

初学者がやりがちな、なんだかダサくてしっくりこないデザインをどうすれば今っぽくなるのか?について、複数のデザインサンプルをもとに様々なTipsを紹介してくれます。

またデザインの中で実際に使用しているフォントや配色の情報も詳細に記載してくれているので、「同じ雰囲気でデザインしてみたい」という時にすぐに参考にできるのも良い点かなと思いました。


Webデザインスタンダード

個人的に結構おすすめしたいのが、こちらの本です。Webデザインにまつわる様々な基本と、その参考になる良質なサイトなどを教えてくれます。

見た目がシンプルで内容もぱっと見文字が多く感じるので、倦厭される方もいらっしゃるかもしれませんが、個人的には読みやすく理解しやすいのがおすすめなポイントです。

イラストや画像を比較的大きく多用した書籍は、一見読みやすそうに見えるのですが、実際には文字と画像を行き来するのに疲れて集中力が続かない場合が多いように感じます。あくまで個人的にですが。
それに対しこの本は、文字と対象になる図や画像が並行して配置されているので、視線の動きが小さくて済み、文字と画像をバランスよく理解しながら自然に読み進められるようになっています。

内容もレイアウトからモーションデザインに到るまで非常に幅広いので、1冊でかなり満腹になると思いますよ。本屋さんで見かけたらぜひ手にとって1度目を通して見てくださいね。


クイズで学ぶデザイン・レイアウトの基本

素敵なサイトデザインをされることで有名な、ウェブデザイナーのハラヒロシさん(@harahiroshi)が監修されているということで興味を持ち、購入いたしました。

提示される2種類のデザインのうちどちらが適切かをクイズ形式で問い、それに対する解答と解説が記された本になっています。どのクイズも「なんとなく」はどっちがいいデザインなのかがわかるような、比較的解答しやすい内容になっていますが、重要なのは「なんとなく」ではなく、いいデザインは何がよくて、ダメなデザインは何がダメなのかをきちんと自分で言葉にできることだと思います。

そのため解答と解説のページに進む前に、必ず「なぜこのデザインがいいのか?ダメなデザインは何がダメなのか?」を自分で考え、言葉で説明できるようにしてから読み進めることで、より知識が定着しやすく気づきの多い書籍になると感じました。


どうする?デザイン

こちらはまだ読み途中ですが、8割読み終えた現段階での感想をお伝えしたいと思います。ちなみにおすすめです!

クライアントの要望に対し、デザイナーがまず何を考えるか?どうラフを作るか?はもちろん、クライアントとのやり取りの中で発生する修正に対し、デザイナーがどう応えていくか?が【ラフ→初校→再校→三校→校了】とブラッシュアップされていくデザインとともに目にすることができる本になっています。

実際にありそうなクライアントの修正指示も参考になりますが、それに対するデザイナーのブラッシュアップの方法や視点も非常に参考になる内容だと感じました。1つの制作物ができるまでの過程を掲載した本には出会った事がなかったので、見応えのある本になっています。また「自分ならどうするだろう?」と考えながら読み進めるのもいいんじゃないかなと思います。


まとめ

以上、あまり多くはありませんが、わたしが読んできた本のご紹介でした。

Amazonでは定期的にデザイン関連の電子書籍がセールになっていますので、出費が気になる方はそのタイミングを狙えばいいと思います!私もそうだったので!ただ個人的には思い出した時にすぐ手にとって開ける方が良いと思うので、余裕があれば実際に書籍を現物で購入するのが良いのではないかなと思います。

また本の内容も向き不向きがあると思うので、可能であれば本屋さんで内容にさっと目を通して、自分にとって読みやすい・使いやすい本を購入していただきたいなと思います。

それでは次回、【やらなくて後悔したこと(仮)】に続きます。お楽しみに!



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