小説を読まない人たちの話

僕は読書なんて所詮娯楽だと思っています。

それでも、全く小説を読まないという人に対してちょっとびっくりしてしまったのでこの自分の感情について整理・考察してみたいと思います。

「小説は娯楽」とは言いすぎたかもしれません。そこになにかしらの意味を掬いとることが出来ればそれがその人の人生観を変える可能性はあるからです。

これは(弱い)帰納的アプローチですが、世にこれほどの小説が溢れているのはそれだけの需要があるからです。ちなみに(弱い)と書いたのは出版社の商業的な戦略やただ書きたい(そして儲けたい)という人たちがいるからです。

小説を読まない先輩は書いてました。「好きな小説に出会ってないから」と。いや、そもそも読んでないからでは?例えば500冊小説を読んで1冊も胸に刺さる小説がなければそれは正しいと思います。実際僕も小説を読んで途中でクッソつまんねえなと思う小説なんてざらにあります。(途中で読むの辞めます。)それでも何十冊に1冊は気に入る小説に出会うこともあります。もちろんレビューとかでターゲティングすれば外れを引く可能性も減りますが。


主張が終わってしまったので、小説を読むメリットでも書こうと思います。

1. 誰かの人生を追体験出来る。

人の一生は限られているので、自分の経験。体験には限りがあります。そこで小説です。数時間で他人の人生・考え方・価値観を知ることが出来ます。また、それによって世界が広がります。他人の気持ちを考えることが出来るようになります。想像力の強化ですね。

2. 文章能力の向上

基本的に学校で修辞技法は学びません。小説から学びとるしかないのです。最近noteを読んでいて壊滅的にクッソ読みづらい文章に出会うことがあります。それはそれで少し面白いのですが、少し悲しくなります。小説を読むことで少しでも分かりやすい読みやすい文章を書くことが出来るのではないでしょうか。もちろん、普通に修辞技法の本を読んだ方が効率的ではありますが。

そんなところですかね。

ただ、何百冊も本を読んでいる人にもバカはいるので、何を学びとれるかというのも才能の内なのかなとも思ってしまいます。少し悲しいですが。

一つ(上から目線で)アドバイスするなら、気に入った小説は何度も読み返すのがベターだと思います。一度読んだだけでは気づかないこともありますし、期間を置いて読むと新たな発見があったりします。

以上、あんまりまとまりませんでしたが僕と小説の関係性のお話でした。


追記。個人の意見ですが自己啓発本には一切の価値が無いと思っています。何故なら当たり前のことしか書いていないからです。



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