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実は最高だったアフリカのランニング環境

タンザニア在住のほりともです。

アフリカにくるまでは、ずっと続けていたランニング。「アフリカは治安が悪そうだから、ランニングはできないだろうね」多くの人にそう言われてきました。私も、タンザニアでの生活が始まったらランニングはできないだろうな~とあきらめていました。

しかし、私の予想は大ハズレ。実はタンザニアでのランニング環境は最高だったのです。日本では知られていない、ここタンザニアでのランニングの様子についてご紹介します。

新しい環境や生活になったら、今まで楽しんでいた趣味や習慣を続けられるかな~と心配しているあなた。この記事は読めば、新しい環境でもあなたの好きなことを続けられるアイデアがきっとでてきます。


「安全」と「好きなこと」のバランス

私にとってランニングは、頭の中を空っぽにしてリラックスできる特別な時間。私の習慣となっていたランニングですが、アフリカでは、身の安全のためにもできないだろうと思っていました。

道路は舗装されていないところが多く、歩行者と車両のレーンも区分けされていないので、道路をランニングなどしていたら車にひかれる危険があります。さらに治安も日本ほどは良くないので、ひとりで走っていたら襲われて金品を盗まれることもあります。

ランニングができるように工夫する

ある日、こちらでランニングをしているという友達に出会いました。彼女によれば、週末の朝早くにランナーたちが集団で一緒に走っているとのこと。ひとりで走るのは危険なため、グループで走ることで身を守っているのです。これを聞きつけて、さっそくその週末に参加してみました。

ランニングをしてみたら

外国人とタンザニア人のランナーが7~8人ほど集まりスタート。私の住む町は、ダルエスサラームという港町です。ランニングのルートは、海を見渡しながらの海岸沿い。朝日が昇る時間帯のため、海の上にのぼる朝日を見ながら、そして海からの風を感じながらの、最高の気分で走ることができました。
極めつけは、折り返し地点にあるココナッツジュースの売店。60円を払うと、売店のおじさんがヤシの実の上部をナイフでカット、ライムを数滴ミックスし、おいしいココナッツジュースのできあがり。
タンザニア人のランナーには、地元のレストラン情報を教えてもらい、外国人ランナーとは、生活での工夫などを共有。あっという間にゴールとなる。

そうはいってもアフリカ。ランニングをする場合は、普段以上に気を付けないといけない。日本では音楽を聴きながら走っていた私も、今はランニング中は耳には何もいれずに、周りの状況に常に注意を払って走っています。また、挨拶が重要なこの国では、通りすがりの地元の人たちに「マンボ!」とあいさつをすることで、自分の身を守っています。自分に何かあった時に、タンザニア人が、あいさつをしてくれた「同胞」を守ってくれる可能性が高まるからです。

まとめ

自分の身を守りながらも、できる範囲で好きなことを継続する。これは不可能ではないことを、タンザニアでの体験で学びました。

ぜひ、あなたも、新しい生活が始まる前に「無理だ」と決めるのではなく、ぜひ柔軟にアイデアを考えて、好きなことを続けられる方法を模索してみてください。

筆者は今現在、アフリカに住んでランニングをしています。海外生活に少しでも興味をもったあなたには、ぜひ私のツイッターをフォローしてほしいです。日本にいながらも生活のヒントになる海外生活ならではのへーというエピソードや気づきなどを毎日つぶやいています。

ランニングを続けたいあなたは、ぜひこちらの記事も参考にしてください。



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