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ゲーム、否定しちゃダメ

子どもがゲームをやる。不登校の子が部屋にこもってゲームをやる。
でもそれを親は否定してはならない。

私がフリースクールの塾長をやっていた時、ほとんどの親御さんの悩みが、子どもがゲームをやっている、昼夜逆転していると言うものであった。

それは困りものですね、と同情したいところ。
しかし、「ゲームはダメ」と一蹴してはならない。

これは私個人の意見だ。
所属していたフリースクールは一切関係ないとまず言っておく。

そういった、ゲームばかりしている子の話をよくよく聞いてみると、ゲームをしている間、辛いことが忘れられる。ゲームをしている間、嫌なことが忘れられる。

ゲームをすることによって現実から逃げているとも受け取れる。
では、逃げちゃだめなんだろうか。

私は一時的な現実逃避は必要だと思っている。
そのおかげで一瞬でも辛いことから離れられるのであれば大賛成だ。

今、自粛生活の中で、ヴァーチャルな森の中をさまよっている人が多いらしい。「あつもり」という森で。それもある種の現実逃避だろう。

子どもがやるゲームはダメで、大人がやるゲームはいい。
そんなのは無茶苦茶だ。

私は森の中でさまよう事に興味がないので、パズルゲームをよくやる。具体的に言うと、数独。

数独をやっている間の数分間、我も忘れて没頭する。その間だけ何もかも忘れてしまう。
そして、何もかも忘れてしまえるそんな時間が私は好きだ

別にゲームでなくても良い。何かをしていて没頭できる時間て大切だ。
それが子どもにとってのゲームであれば、ゲームをする時間はある程度尊重してあげるべきであろう。

子どもがゲームを、例えば24時間やっている、起きている時間をずっとやっている。あなたが親であれば、そのゲームの何が面白いか一度子どもに聞いてみたら良いだろう。本当に知りたい気持ちを持って聞いてみたら良いだろう。自分の子どもがどういう状況にあるか、少しは理解できるようになるかもしれない。

行動起こすには何でも理由があるはず。
相手に興味を持ってその理由を聞いてみればいい。そうすれば不登校のお子さんを持つ親御さんも少しは自分の子どものことを理解できるようになるかもしれない。

周りに自分を理解してくれる人がいるって大切なことだ。

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