ドルチェ&フジバッカーマ
農家の嫁になりたかったアロマテラピスト
新城朋子です。
秋の七草のトリを飾るのは・・
咲いている時は、全く香りがしない
フジバカマ(藤袴)
お薬にするためは、花が咲く前の、
つぼみがついた時に全草を採取して
2~3日、日干しにして、香りが
出たら、風通しのよい場所で陰干しに
して乾燥させます。
これを生薬で、蘭草(らんそう)といい
乾燥させたことで桜餅のような良い香りが
するようになります。
利尿、通経や黄疸、腎炎などで体にむくみに
良いとされており、
糖尿病の予防と治療には、蘭草、連銭草(
れんせんそう)、ビワ葉、タラノキを混ぜた
もの煎じて服用します。
浴用には、全草を乾燥したフジバカマ300~
500gを、布袋に入れて鍋などで煮出してから、
浴槽に入れます。
補温、肩こり、神経痛、皮膚のかゆみなどに
良く、痒いところをこの布袋でこすります。
蘭草(らんそう)には、有効成分として
配糖体クマリン、チモヒドロキノン(いずれも
精油成分)、ミネラルを含有しています。
この成分の配糖体クマリンは
そのままでは香らないのですが、
乾燥させることで、オルトクマリン酸という
ものに変化します。
もともとクマリンは桜などに含まれる成分
であることから、
このオルトクマリン酸は
桜:桜餅を食べるときに香るあの香りが
するようになります。
この性質を利用して、古くは、フジバカマ
を乾燥させて匂い袋として身に着けると
いうこともされていたようです。
お香屋さんの中には、今でも、フジバカマ
を入れたお香袋を販売しているお店も
あります。
フジバカマ、お話は尽きませんが
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