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慣れきった仕事にやりがいを見いだす3つのステップ

こんにちは。
鷹取智子(たかとりともこ)です。


研修講師として企業向けにコミュニケーション研修などを提供、
調剤薬局にいた経験を活かし、医療機関での接遇コンサルティング
にも関わっています。
また、個人向けには「自分をごきげんにする心と身体の整えメソッド」講座
を実施しています。


あなたには、こんなお悩みやモヤモヤはありませんか?

・仕事に対し、やりがいや熱い思いを持てなくなっている
・自身が経営する組織の従業員が、自主的に仕事をしてくれない


それらのお悩みを、少しだけ解消できる考え方についてシェアしますね。


あなたは「ジョブクラフティング」という言葉を聞いたことはありますか?


ジョブクラフティングとは、働いている人が自分の仕事をもっと楽しく、
やりがいのあるものにするために、自分で仕事の内容ややり方を工夫する
こと
です。


そうすることで、仕事にもっと意味を感じられるようになり、
やる気がUPし、成果につながりやすくなります。


同じ仕事に対し、どのようにしてやりがいを見いだすのでしょうか。
ジョブクラフティングのやり方は、以下の3つのステップです。


1.仕事の意義や価値を再認識することで、仕事の捉え方を変える
2.仕事の具体的なタスクや作業内容を調整する
3.同僚や顧客との人間関係や交流を見直す


あるテーマパークの清掃員のお話しが有名なので、シェアさせてください。


自分のことを「単なる清掃員」と思っていたスタッフ達は、
まず自分の仕事の意義を再確認し、捉え方をこのように変えました。


テーマパークの一員として、ゲストに魔法のような体験を提供するという
共通の使命感を持ち、おもてなしの心で対応する。
自分たちの仕事が、お客さまの笑顔をつくる。


すると、淡々と黙って目の前のゴミを見つけ掃除をしていただけの
清掃員の行動が以下のように変わっていったそうです!


・水を使って地面にキャラクターの絵を描くパフォーマンスを行う
・ゲストに笑顔で挨拶する
・道案内やアトラクションの案内なども行う


そして、同僚や顧客との人間関係や交流もこのように変えていきました。


・困っているゲストに積極的に声をかけてサポートする
・キャラクターやパークの歴史に関する話をゲストに共有し、
伝える役割も果たす
・仲間同士の会話もするようになる

その他の事例も共有しますね。


医療スタッフのCさんは病院の看護師で、日々の業務に追われる中で仕事の意義を見失いかけていました。そこで仕事の意義を捉え直しました。


・自分の仕事が患者さんの回復にどれだけ貢献しているかを再認識する
ために、定期的に患者さんからのフィードバックを収集
・患者さん一人ひとりに対して具体的なケア目標を設定し、
その達成感を味わう


Cさんは、仕事に対する意識が変わり、やりがいを感じるように
なりました。


ジョブクラフティングは、私たちが自らの仕事を見直し、より満足感や
意義を感じられるようにするための工夫や調整のことです。


仕事のモチベーションがあがれば、自ずとパフォーマンスがあがります。
従業員ひとり一人が、自分の仕事に対してより積極的に取り組むこと
ができると、組織全体の生産性も向上していきますよね!


やりがいを持って仕事をしているチームは活性化していきますし、
仕事にやりがいを感じられると、離職率低下にもつながると思うのです。


よろしければサポートいただけたら嬉しいです。良い記事を書くための書籍代にさせていただきます♡