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ペタンクを楽しむパリジャン

卒業旅行19
常に3人で行動していた我々も、ついに海外にだいぶ慣れて来たと言うことで自由行動を取るようになります。顔を合わせてイライラするよりは、各自好きな場所を観光して過ごしましょうと言うことです。不安は増すけど、それが海外旅行の楽しさってことですよね。

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3/15(金)

昨晩、寝ているときに足がつってしまった。相当疲れがたまっているのだろう。しかし頑張らないとパリを見れない。

朝飯を済ましてリコンファームに行った。that's OK. no problem.であっさり終わった。これで帰る準備も始まってしまった。

お金をおろして泊まるユースホステルを変えようとしたら、時間が遅く泊まれない。仕方なく昨日のユースホステルに戻り、宿泊可能か確認した。

いよいよ午後から自由行動。待ちに待ってたヨーロッパ一人歩き。パリでは買物しようと思ってたくさんフランを作ったから色々遊ぶぞと思うが、時間が少ない。この少ない時間でどれくらい色々な経験ができるか楽しみだ。

エッフェル塔 62
ペン 70
タバコ 13
カルメ 63
買物 36+8
パン 15
テレカ 40

TC US50$×3
3万5千円

かなり長い時間をかけてエッフェル塔に着いた。重々しくて派手さが無い所が良い。62フランも払って頂上まで登る。凱旋門の周りに道が通ずる様子や目立つ建築物を一望できる。やっぱり高い所は怖い。また塔の周りも綺麗な公園と言うのがよろしい。

E氏と別れてシャイヨ宮へ。噴水周りには人がたくさん寝そべっていて、カップルがベタベタ、キスするのが目につく。スピードスケートボード、めっちゃうまいフリスビー、音楽の演奏など実に興味深いところだ。また、ここからの塔の眺めは抜群。

マイヨ門からブローニュの森を散策。とても都会にある公園とは思えない。めちゃくちゃ広くて、静かで、日本人がいなくて良い。木の香りもたまらない。ここは砲丸でビー玉やっているおじさんが沢山いた。広い芝生では各自思い思いのことをしている。(ブーメランなど)

ここからメトロの駅を探すのに一苦労。人に聞きながら、ようやく見つけ、競馬場に向かう。降りて右も左もわからないのでまた人に聞く。これで3人目。競馬場は青々として広々しているという感じだ。ぐるぐる回って開いている門を探したが、入れないと断られた。すごく残念。

ここからフランスの街で買物することに決めた。先ず文具店に入ると、若い男の店員さんにボンジュールと優しく声をかけられ、ペンを購入するにあたり、メモ帳を使った。相手の、困惑した表情からホッとした様子も楽しい。この店では、おばあちゃんや若い娘にも声をかけられた。

次はタバコ。こちらの人は吸えない、吸わないみたいで、いかめしい所へいかねばならぬ。ちょっと危ない感じのバーで並び、タバコを購入。何ともなかった。

メトロで帰る時は丁度帰宅ラッシュ。親切な英語のわかる女性にまた助けられた。電車の中には、ウットリするようなパリジャンヌがたくさんいた。みんなおしゃれでカッコいい。晩飯も面白いものを購入。

ユースホステルでは、三人無事戻る事に成功。情報の交換をする。実家に旅行の無事を連絡した。

明日は本格的に観光するぞっ。

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リコンファームは恐れていた。電話でも簡単に確認出来ると言う情報があったが、とても電話で英語を使った意思疎通が出来るとは思えない。何が何でも目を合わせてのコミュニケーションが必要と感じていた。これって今の小生の英語力に全く進歩が見られず、未だに電話でのコミニュケーションは無理ですねぇ。私のブロークンイングリッシュは身振り手振り、顔の表情筋を全力で使って意思疎通をはかる英語力。相手の言うことも相手の表情から必死に読み取る方式。仕事上、少々英語を使う機会もあるが、結局たまーに少々使うだけなので、向上もしなければ、英語ができるようになりたいと言うモチベーションも強く湧かない。笑。設計なので図面やイラスト描いて、つまり筆談で意思伝達を実現しているのである。笑。

最後のパリは終に三人で行動するのを解消した。もう面倒なので自由行動にしようとなった。誰も反対しなかった。この旅行記も、最後に向けて、小生の愚痴がどんどん増えてくる。やっぱりこうなる運命なのですね。

フランスは英語が通じない会話が不安だらけだった。イタリア語は何となく理解出来るが、フランス語となると発音から聞き取れない。そんな町で自分の現在地をロストしては、地図を広げて一生懸命に会話していた。競馬場へ向かう路がさっぱりわからなくて、さすがに一人行動に不安を感じていたなぁ。

GPS付のスマホがあれば、そんな不安も無くなるのかな?いや、オーストラリア出張の際、電車に乗るのが嫌と同行者に言われて、違うホテル目指して散々歩き回ったこともあったな。同じホテル名でも、違うブロックにあるホテル目指してしまったことがあるわ。あわわ。

エッフェル塔に登った記憶が無い。遠くに凱旋門が小さく写る写真がある。これがエッフェル塔の展望台から撮影したパリの街並みだと思うが、さっぱり記憶に無い。この記憶に残っているシーンと全く残ってないシーンの差は何なんだろか?不思議なものである。

ちなみに砲丸でやってるビー玉とは、ペタンクのことですね。ペタンクでググってみるとフランスが起源の遊びのようです。そりゃ盛んなわけだ。

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