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ポートフォリオをNotionにしてみた。

株式会社スタディストでUIUXデザイナーをしているTommyです。

先日こちらの記事でポートフォリオについて書いたのですが、その中でポートフォリオをNotionにしたことに言及していました。

今回はそんなポートフォリオをNotionにしてみた話をまとめたいと思います。

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▼ こんな方におすすめです!
・就職・転職のためにポートフォリオを作る必要がある方
・Notionでポートフォリオを作るのに興味がある方

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Notionにしようと思った理由

1番の理由は、更新のしやすさです。

異業種から転職を目指した初期は、イラレでポートフォリオを作成し、印刷での出力、PDFでの出力どちらにも対応できるようにしていました。

ただイラレを触ったことがある人はわかると思うのですが、ページや素材が増えてくるとイラレの挙動が重くなります。これが結構さあポートフォリオを更新しようと思った時にネックに感じる部分になっていました。

一方で、本業もデザイナーになって以降は社内での制作実績が増えており、ありがたいことにポートフォリオにしてよい許可はもらっていたので、制作したものをしっかり実績として残しておきたいと思っていました。

こうした状況でたどり着いた結論が、Notionです。

Notion自体は以前から使用していて慣れているところもあったので、Notionでポートフォリオを作ってみることにしました。

Notionでポートフォリオを作ってみる

制作過程は以下の感じになります。

・Notionでポートフォリオを作っている人を調べて参考にする
・必要なページを考える
・ざっくりレイアウトを考える
・実際に作る

書き出してみましたが、普段のデザインの業務と変わらずリサーチからのスタートです。

先人たちのお知恵を拝借する

調べてみると同じことを考える人はいらっしゃるようで、特にこちらのお二方のNotionポートフォリオを、とても、とても参考にさせていただきました!

この場ですみませんが、お礼申し上げます。
ありがとうございます 🙇

必要なページを考える

自分のポートフォリオに必要なページを考えていきます。
ここはNotionに限らず、サイトで公開されている方・制作会社の制作実績など幅広く参照していきました。

ポートフォリオの利用シーンを考えると以下の感じなので、
・転職の書類選考で見てもらう
・オフラインで会ったときに見せる

さっと制作実績を見せられて、自分がどんな人かわかればいい
としました。

データベースを用意して1プロジェクト書いてみる

Notionではデータベースを使うことでテンプレートを用意できるので、1つ型を作ってしまって、あとはそれを元に量産していく作戦で作業を進めました。

UIデザイン・アニメーション・映像・ロゴなど制作物に関しては、基本的に最終の見た目だけでなく、それまでの制作過程も書くことにしています。

このあたりでは主にUIUXデザイナーの方のポートフォリオサイトを参考にしながら各プロジェクト内で記載する情報とそのレイアウトを考えました。

それらを踏まえて決めた流れがこちらです。

・キービジュアル (カバー画像)
・概要まとめエリア
・UX5段階モデルを用いた担当範囲可視化エリア
・制作プロセス

最終成果物だけでなく、それに至るプロセスもわかるように書くことを意識した構成にしています。

作成したNotionのテンプレート


緑色の箇所に各プロジェクトの制作過程がさらに追記されていく


Notionにしてみてどうだったか

実際にNotionでポートフォリオを作ってみて思ったことは、次の3点でした。

  1. 更新がしやすい

  2. 既に別媒体で公開しているものも1つにまとめられる

  3. 公開非公開の管理がしやすい

1. 更新がしやすい

まずは先にも書いた、更新のしやすさ、を感じています!
公開状態の見え方を確認しながらレイアウトの調整ができますし、画像を多く使ってもイラレよりは動作が軽く作業しやすいです。

新しい案件を追加するときも、テンプレートを呼び出して内容を加えて行くだけなので非常に作業のしやすさを感じています。

2. 既に別媒体で公開しているものも1つにまとめられる

自分自身のアウトプットは、本業でのプロジェクトに加えて、週末クリエイターとして関わってきた映像案件、noteの記事、セミナーの登壇、といった具合に多岐にわたっていました。

公開先も、Behance・Youtube・noteと複数の媒体にまたがっているのですが、ポートフォリオをイラレからNotionにしたことで、格段に連携しやすくなりました。

3. 公開非公開の管理がしやすい

個々のページでそれぞれ公開非公開の設定ができるので、ポートフォリオのデータベースには入れておき、公開はせずに手元で見せる時にのみ見えるページにする、といったこともできます。

データベース自体を公開にする場合、誤って非公開にする必要があるものを公開してしまう怖さもあります。

なので、現在は公開するデータベースと非公開にしておくデータベースを別々にしています。それでもすーっとページをドラッグで移動させるだけでデータベース間の移動ができるので、公開非公開の管理はデータベースを分けている場合でも簡単に行えます。

データベースを縦に並べて公開・非公開を管理しているNotionページのイメージ


最後に

自分にスキルがあることを伝えるためにあるのがポートフォリオです。

伝わるのであれば、その手段はなんでもいいのですが、
作成のしやすさ・更新のしやすさ・共有のしやすさ、を考えると自分にとっては今のところNotionが最適だな、と思っています。

自分が先人の方のお知恵を拝借したように、自分もポートフォリオのリンクを添えてこの記事を終わろうと思います。

*上で紹介したテンプレートを使って制作過程をガシガシ書いた分は、諸事情により非公開となるため、主にテンプレートを使っていないBehanceなど他から転載しているものをご覧いただけます。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!



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