見出し画像

春を待つ。

今年に入ってから、どうにも体調が安定しない。
昔から、季節の変わり目には必ず体調を崩す。それが年々ひどくなってる気がする。歳のせいかなぁ。

特に最近は、体調が悪いからなのか、メンタルもがっつりやられてしまい、家族との電話で天気の話をしているときに急に泣き出したりする。情緒不安定にも程がある。
身体を動かせるときには動かしてリフレッシュしようとしても、そもそも体調が良くないから普段通りには動けず、それでまた落ち込んだりする。もう何をしててもマイナスしか見えない。今年本厄のせいかしら。

そんな話をしていた時に、木の芽時、という言葉を教えてもらった。立春から春分の日あたりまでのちょうど今頃、文字通り木の芽が芽吹く頃を表す春先の季語だそうだ。
この木の芽時は気温の変化が激しくて、体調を崩しやすくなる。特に自律神経系がやられやすい。
啓蟄という言葉もあるように、この時期は大地が一気に生命のエネルギーにあふれる。そのエネルギーに乗り遅れるというか、あてられるというか、そういうこともあって心身の不調をきたしやすいんだそうだ。医学なんて全然無かった平安時代くらいから、この時期は病に注意するようにと言われていたらしい。昔の人たちも、自律神経がどうこうと解明される前から自分たちの身体で感じ取っていたんだろう。

ちょっと逸れたけど、つまり私の不調は木の芽時の典型パターンにハマったともいえる。
春の予感に浮足立つ草花や虫たちから置いてけぼりにされているわけだ。なんだか悔しい。私だってわくわくしながら春を待ちたいのに、ベッドで毛布にくるまるかメソメソするしかないなんて。
とは言っても不調なものはしょうがない。できる対策をして、休んで、バランスをとりながら回復を待つしかない。

冬眠から目覚めた生き物たちよ、私はバトンタッチでちょっと春待ちおこもりモードに入るけど、春が来たら一緒に祝おうね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?