オリーブオイル_スプーン

美味しいオリーブオイルの選び方【値段】


さて、本題です。単に料理が好きな方から、飲食店をやっているプロの方までお役に立てる情報ですので是非ご覧ください。

タイトルに「オリーブオイルの選び方」と表示しておきながらごめんなさい、最初から言っておきます。

外見ではどうやったって見分けられません

いきなり身も蓋もない話をして申し訳ございませんが、残念ながらそうなんです。オリーブオイルを外見で見分ける方法はないと言って良いです。

人間と同じです。外見だけで判断する方法ってありますか?ありませんよね。

中身が品質の良いものかどうかは基本的に開けてみないと分かりません。(だからソムリエがいるのですが)外見や売り文句で良さそうに見せているもの、たくさんあります。

それにも関わらず「オリーブオイル 選び方」で検索すると様々な記事に「この認証マーク見てください!」とか「価格はこれ以上のものを買ってください!」とか書いてあります。判断基準の一つにするのであれば間違ってはいないのですが、実際のところそれで品質を見分けられた経験はありません。

なぜそれらが判断基準にならないか。まず代表的なものからお伝えしましょう。

値段では判断できるか

オリーブオイルの値段ですが、本当にピンキリです。100mlあたり100円くらいで売っているものもあれば、2000円以上するものもあります。これだけ差があると迷いますよね。ですがこの値段って何を基準に決まるのでしょう?残念ながら品質ではありません。

その年の収穫量ですとか、輸入量、輸入方法(航空便か船便か)、人件費、利益など様々なものを加味して販売店でつけている値段です。

販売店が決めているのが商品の価格


です。これはオリーブオイルに限らずどの商品でも言えることなんですが、特に選ぶ基準が分かりにくいものほど、値段に頼りがちになってしまうのだろうなと考えてます。高いほど、良さそうに感じてしまいますよね。

でもそのオイル、もしかしたらとーっても安く仕入れたものを高く売っているかもしれません。はたまた会社の経営が行き詰ってるから高くした、なんてこともあるかもしれませんね。

実際、以前勤めていたお店では「このオリーブオイルが一番利益率が良いので、これを中心に売ってくださーい」と言われたことがあります。

もちろん、間違いではありません。利益取らないと会社としてはやっていけないですから。

でも値段ってそうなんです。何かの法則で綺麗に、誠実に決まっているわけではありません。色んな事情が入ってます。そんなのパッと見て判断できるわけがありません。

先にお伝えしておきますが、だからといって高いオイルが全て怪しいわけでもありません。


値段と品質がいつも比例しているわけではない


ことだけ認識していただければと思います。

ただそれではあまり収穫のない情報になってしまいますので、自分の基準をお伝えしておきます。

よくある250mlのボトルで1000円未満のものは、あまり購入することがありません。基本的に品質の良いオリーブオイルはその値段では販売できないのではと考えてます。

逆に250mlで3000円以上したら、なぜそれだけ高くなるかの理由を店員さんにお聞きします。

それでもけっこう幅があります。百貨店や専門店さんに行ったらほとんどがその値段幅のオイルです。次回はどうやってその中から良いオイルを見つけるかをお伝えします。

手っ取り早くおすすめのオイル教えてください!というお声もあるかと思いますので、そういった方向けのコンテンツも作成中です。

さてさて、今日は寒いからスープにオリーブオイルかけていただきましょうかね。本日も読んでいただいてありがとうございます。

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