歩きスマホも歩きおにぎりも気をつけてね
先日息子を保育園に迎えに行き、帰宅していた時のこと。いきなり前を歩いていた男の人が、わっ!と叫びながら5メートル後退してきました。
びっくりしながら何が起こったか観察していると、どうやら歩きスマホをしていたら急に蜂が目の前を横切ったようで、反射的に後退したようです。
何度か細かい深呼吸をした後、何事もなかったように立ち去る彼。
もらいびっくりをした私(と息子)は少しばかりポカンとその場に立ち尽くしてしまいました。
また別の日のこと。
息子を保育園に送るためにちょっと細い道を歩いていたところ、歩調が遅い女の人。なんでだろうなぁ、うつむき加減で歩いているので、気分悪いのかなぁと少し心配な気持ちで眺めてみて発見。どうやら歩きおにぎりをしている模様です。
両手で三角のおにぎりを持ち、味わいながら歩いている姿に少しほっこりしつつも、「後ろにいる私たちに気づいてくれないかなぁ」と思ってしまう私でした。
歩きスマホも歩きおにぎりも、個人の自由なので良いのですが、ながら●●には注意点とリスクがあることを是非心に留めていただきたい!
ながら●●の注意点 脳は同時に複数のタスクをこなせない
スウェーデンの精神科医アンディッシュ・ハンセンが書いた「スマホ脳」にはこのように書かれています。
脳には、膨大な数の手段を同時処理するという信じられないほどのすごい能力があるが、複数のことを同時にこなしていると思っていても、実際にやっていることは、作業の間を行ったり来たりしているだけなのだ。
つまり、歩きながらスマホを見る、歩きながらおにぎりを食べる、など同時並行で作業をこなしているように見えても、脳の動きとしては、実は細かく作業を切り替えているだけ。
脳のフォーカスを切り替えるのには時間を要するので、次の作業に移っているように見えていても実は脳は前の作業に残っているとのことで、ながら●●をすると集中力が欠け、あらゆる動作が中途半端になるということです。
蜂がブンブンしていたことや、後ろを歩いている人に気づけなかったかった理由はここにあるのですね。
特にスマホは脳をジャックするので注意
ながら作業が問題だ!と言いたいわけではありませんが、注意力が欠けるので、外を歩いたりする際は特に注意ですね。
特に人間の脳というものは「新しいもの」が大好きなので、スマホでネットニューを見たりSNSをしていると、ドーパミンが出て脳がもっと新しい情報を!と騒ぎ出します。その結果、脳がジャックされスマホから離せなくなる。
ですので、ながらスマホというのは特に外では気をつけた方がいいと思います。
交通事故に遭う危険性もありますし、夏のこの時期は虫にアタックされてしまうかもしれません!
おまけ
今日はながら●●についての警鐘を鳴らしたく、このような記事を書いていますが、かくいう私も今日やってしまいました。
息子を保育園にお迎えに行った時のことです。
「今日のブログのオチはどうしようかな」と考えながら、傘をさし外に出、しばらく歩いて気づいたこと。
「雨降ってないじゃん!!!」
意図せずオチを作ってしまいました・・(苦笑)
私もついついやってしまう、ながら●●。
脳の特性を知り、「注意力が落ちる」ということを頭の片隅に入れながら、日常生活を過ごしていきたいものです。
(私も含め)皆様、ご安全に!!
それではまた明日。
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