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渋ビルにレトロ階段そして坂道 地図を片手に神楽坂上散歩

春の陽気を感じる休日。

なんと息子と旦那が二人でお出かけすることになったため、急にお一人様時間が生まれました。

何をしようか…と考えているときに目に入ったのは、ちょうど昨日購入した「散歩の達人」

憧れの神楽坂特集、神楽坂の裏路地にあるパン屋にスイーツ、本屋にレストラン・・本に目を通すだけで感じたときめき、この目でみて確かめたい。

ということで今日は、一人散歩の達人を片手に神楽坂を散歩してきました。

初めての神楽坂上散歩

今日の私の御目当ては、神楽坂上散歩。

飯田橋周辺の神楽坂下から神楽坂をずーっと登った神楽坂上は、あまり行ったことはないエリア。いったいどんな雰囲気なのか。期待が膨らみます。

飯田橋駅から神楽坂を登ること約10分。神楽坂上に到着です。

今回散歩の達人で紹介されていたのは、神楽坂駅近くにある赤城神社の周りを大きくぐるっと周るルート。

方向音痴の私は散歩の達人の地図(御目当てのお店に事前にマーキング)を握りしめ初めての神楽坂上散歩をスタートしました。

民家の中に紛れ込むドーナツ&おはぎやさん

賑やかでお店がぎゅっと並んでいる神楽坂下と違い、神楽坂上は少し入ると民家が並ぶエリア。神楽坂駅近くの赤城神社を出て歩き出すともうそこは閑静な住宅街です。

最初のお目当ては、ドーナツ&おはぎやさん。

厳選された食材で時間をかけて作られたドーナツ、無添加で手作りのおはぎ。私ももちろん食べたいけど一歳半の息子にも食べさせてあげたい。

しかしここは住宅街。こんなところにお店があるのか?と少し不安になりつつも地図を睨めっこしながら進んでいくと、地図の通りに(当たり前)ドーナツ屋さんとおはぎ屋さんがありました。すでに何人か並んでいる人がいて、よい目印になっています

私も列に並びながら、お店に目を向けます。

ドーナツ屋さんは古民家をリノベーションしたという可愛い色合い。対照的におはぎ屋さんは新しそうな店舗でガラス張り。なんだかイメージとのギャップに心惹かれます。

どちらのお店も小さめのお皿や木箱の中にちょこんと丁寧にドーナツやおはぎが並べられていてほっこり。

ドーナツやさんではオールドファッションチョコレートとプレミアム発酵バターグレーズを、おはぎ屋さんではつぶあん、ごま、きなこのおはぎをそれぞれ購入しました。

ドーナツもりの外環
ポストにタイルに
郷愁を感じる
おはぎと大福
可愛い看板が目印に
ちょこんと並ぶ
おはぎが愛おしい
購入した
ドーナツとおはぎ

しかしひっそりとした路地裏にひっそり佇むお店たちは、知らなければ辿り着けないもの。

『あなたもこの魅惑のお菓子に惹かれてここに辿り着いたのですね』

と、並んでいる人たちと勝手にときめきを分かち合い、商品を手に店を出ました。

渋ビル集合地帯って何だ!?

地図を見ていると、気になる文言が。

「渋ビル集合地帯」

なんだこれ、渋ビルってなんだと鼓動が高鳴ります。

さっそく向かってみることにしました。

渋ビルとは、渋い印刷所のビルのことのよう。知らなかったのですが、神楽坂や飯田橋は出版・印刷工場が多いエリアなのですね。

神楽坂エリアが夏目漱石などの文豪に愛される由来がそこにもあるのでしょうか。

またもや地図と睨めっこし道を進んでいくと、ありました、渋ビル。

青いタイル、年季の入った壁、絶妙な色合いの階段。渋すぎる佇まいに思わずマスクの中でニヤッと笑い込み上げます。

外観はとても渋い感じですが、もちろん現役。印刷所の中から心地よい機械音が漏れ聞こえてきました。

渋ビルの外観
青いタイルが可愛い
もちろん印刷所は現役
中から作業音が聞こえる
外階段の配色も
心惹かれるものがある
渋ビル近くにあった地図
このあたりに印刷所が多かったことが
わかる

渋ビル集合地帯をニヤニヤしながら通り抜けると、気になる小路地が。小路地というか、超小路地。ベビーカーだと絶対に入ら(れ)ない路地に何故か惹かれ、予定にはないルートを心のままに進みました。

するとまたもや渋くて気になる建物が。建物の外には年季の入った機会が置かれています。

ここだけ昭和が残っているかのような佇まいに、思わずため息が漏れました。

思わず惹かれた
極狭路地
路地を抜けた所にあった
工場
こちらも現役なのか?
年季が入っている

心くすぐるレトロ階段に坂道

ドーナツやおはぎ、渋ビルなどと同じくらいに私の心をときめかせたものがあります。

それは階段に坂道。

神楽坂はとにかく階段や坂道が多い。(そしてきつい)

でもその一つ一つがものすごく味わいがあるのです。

階段は急でそしてレトロ可愛い。それぞれの良さを味わうために、気付いたら2回上り下りしていました。

坂も一つ一つ形や勾配に個性があって面白い。こちらも心を弾ませながら、坂道を登りました。

手すりを使いたくなるほどの
急な階段
階段の踊り場が
レトロで可愛い
ひょうたんの形のように曲がっていたことから
瓢箪(ひょうたん)坂と命名されたらしい

終わりに 地図を片手に散歩するのは楽しい

魅力の詰まった神楽坂上散歩。

散歩の達人に載っていた神楽坂上ルートを進んだり外れたり、気づけば2時間近く散歩を楽しみました。

その間私の右手にはずっと地図(散歩の達人)が。一応スマホもありましたが基本地図を頼りに散歩を楽しみました。

みんなスマホを見ながら散歩をするなかで、がっつり地図を持って散歩しているのは私一人。

最初は気恥ずかしさを感じましたが、地図をぐるぐるしながらの散歩は楽しい。気づけば人の目はお構いなしに道を進んでいました。

普段なら現地でスマホでを手にお店をリサーチしながら、いろんなところをいったりきたり。便利だけど調べることにも脳内リソースを使うため、一つ一つの印象が薄くなりがち。

でも今日は地図上に御目当てのお店をマーキングし、ひたすらそこを目指す。目的地に行くまでのワクワク感と(時にそわそわ)、到達した時の達成感は格別です。

ネットを頼らず地図を頼る、こんなアナログな散歩もたまにはいいですね。

✳︎

しかし気になったお店はいくつか臨時休業していました。

まん延防止等重点措置が解除されたら、またぐるぐるマーキングした地図を持ってお目当てのアラブ料理屋さんに行こう!

✳︎おまけ✳︎

購入したおはぎは息子と楽しく分け合いました。

つぶあん、きなこ、ごまのおはぎ
息子も美味しそうにおはぎを
たいらげた
今度は一緒に買いにいこうね


それではまた明日。

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