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2020/10/04(日)「アンという名の少女」を観て、思春期と青春の甘酸っぱさに身悶えした夜。

 日曜日は「麒麟がくる」からの流れでNHKの番組を続けて観ることが多いです。おもしろいですよね、テレビ。

 今日は「麒麟がくる」→「NHKニュース」→「NHKスペシャル」→「サンデースポーツ」→「スゴモリどうぶつえん」→「NHKニュース」→「DokiDoki! NHKワールドJAPAN」という順番でずっと観ていました。

 いずれもたいへんおもしろかったのですが、そのあとテレビを切るタイミングを逃してなんとなく観続けた「アンという名の少女」というドラマがなんともかんとも胸がキュンとしめつけられてしまいましてな。「アアアアア!」ってなりました。「アアアアア!」って。甘酸っぱい! 恥ずかしい! ムズムズする!

 名前のとおり「赤毛のアン」をリメイクしたドラマなのですが、いやもう「思春期ィィィィッ!」「青春ンンンンッ!」というのが全開オブ全開で胸に刺さる刺さる。

 あと、今日放送した回はたぶん序盤のいちばんキッツいところところだと思うんですよ。「はじめての登校」の回なんです、はい。たいへんですもう。なにより、ギルバートと出会うところでもあります。にんじん!

 ちょうどこのあたりの話を抜粋したものを、中学生か高校生のときに英語の副教材として原文で読んだのですが、できのいいドラマという形であらためて観てみると、まさに自分自身が思春期で青春だった当時のことをも思い出し、なんというか、こう、悶えました。ジタバタしました。キュンキュンしつつ身悶えしました。途中で耐えきれなくなりそうになり、あやうくテレビを切りそうになりましたが、がんばって我慢しました。我慢してよかったです。

 そういえば、かつて父親が自分と同じ年頃だったときに、スタジオジブリの「海がきこえる」だったか「おもひでぽろぽろ」を観たときに同じように「アアアアア! 甘酸っぱい! 恥ずかしい! ムズムズする!」と悶えていたことも思い出しました。どうやら、人には思春期や青春の感情がたまらなく恥ずかしく感じる時期というものがあるようです。

 その時期というのは、つまり、思春期や青春が遠くに過ぎ去った時期ことなのでしょうが、それが終わってしまうとその後は「ほっほっほ」とそれらを微笑ましく見守る時期(孫を見るような目になる)がやってきて、恥ずかしくて悶え転がるような時期は二度と戻らないのだろうなあ、ということも先読みして考えてみると、いまはいまで、とても貴重な人生の1ページなのかもなあ、と、思えてきました。

 思春期や青春も尊いですが、それを振り返って「アアアアア!」となる時期もきっと尊いんですよ。たぶん。あらゆる瞬間はいずれも人生で一度だけなのですから。

https://www.nhk.jp/p/anne/ts/37R5MJZ1WZ/

https://www.netflix.com/jp/title/80136311

 それにしても、さすがは名作の名作にして古典のなかの古典。のちの世で作劇上のお約束とされている要素がぎっしり詰まっており、一話観ただけで相当なボリュームを感じました。やっぱり古典って偉大ですねえ。

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