2020/04/28(火)感情の言語化(とくにネガティブなもの)は難しい。
今日は書くことがなにもない。
腹ただしいくらいに書くことがない。
半年以上noteを書いていると「書くことがなにもない」日というのはちょくちょくあるのだが、今日のように「腹ただしいくらいに書くことがなにもない」という日はそうそうない。
というか「腹ただしいからこそ書けない」というのが正直なところなのだが。
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感情の言語化は難しい。
ポジティブなことであったら「嬉しい」「楽しい」「ヤバい」「ありえん」「無理」「しんどい」「尊い」「語彙力」「すこ」などで済ませられるし、誰もそれで嫌な思いはしない。
しかし、ネガティブなことの場合、むき出しのまま放り投げてしまうと「ただの悪口・愚痴・憎悪・嫌悪」になってしまい、よろしくない。何がよろしくないって、書いた当人の評価が下がる。ただでさえ嫌な思いをしたというのに、それを書いた結果もっと嫌な思いをするとかいいところがまるでない。
もちろん、ネット上にはそういうことをしてもいい場所もある。いや、よくはないのだけれど、そういう用途に使われている場所もある。2から5になった壺とか、!だか?だかの匿名日記とか、140字の青い鳥とか。
だが、noteは違う。ここはそういう場所ではない。民度が高くハイセンスなオシャレコミュニティーだ。投稿者は「ユーザー」ではなくて「クリエイター」であり「まだ収益化せずに消耗してるの?」と煽っていた連中相手に一歩も譲らず睨みをきかせる凄腕の運営によって守られたジャパニーズインターネットの良心だ。
なので、嫌なことがあったとしても「はークッソムカつくわタヒれ」などという大脳新皮質を1ミリたりとも使っていない類の表現はしたくない。どうせやるなら、その嫌な体験を何らかの形で学びに昇華させて、その学びの成果をさらに表現として昇華させてnoteに投稿したい。だって! ぼくは! ぼくらは! クリエイターだから!
とはいえ、きゅうりの浅漬けじゃあるまいし「なにかを思った!→何かを学んだ!→表現として形にした!→世に出した!」という工程がポンポンできるわけじゃない。ウィスキーみたいに10年以上かかることもざらにある。しかし、そうなると今日の分の書くことはない。いや、もうこれでいいか。1000字以上書いたし。はい、今日はここまで!
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言語化は難しい。
ビル建てるのと同じくらい難しい。
文章を書くのは、建築家とゼネコンと建設会社と現場の職人を全部自分でやるのと同じくらい難しい。
センスがいる。設計がいる。段取りがいる。根気がいる。技術と腕前がいる。時間が、労力が、体力がいる……。
どうせ難しいことをやるんだったら、喜ばれる形で世に出したいよねえ……。
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