2020/10/02(金)「暮らしと仕事のチートデー」を満喫しました。

 8月15日より、暮らしや仕事における諸々の改善活動にノンストップで取り組みつづけてきたのですが、最近疲労と停滞をおぼえるようになったので「ここはズルズルとやりつづけるのではなく、いったん立ち止まって体制を立て直そう」と思い、今日一日を「チートデー」として過ごしてみました。

 「いつもより朝寝坊をする」

 「やりたかったゲームをやる」

 「観たかった動画を観る」

 普段できなかったこれらのことができただけでもかなりの満足感が得られたのですが、これだけだと「休んで遊んで終わり」になってしまうので、さらにもうひとつ「普段なかなか取りかかることができず、溜まってしまった家事に着手する」ということも試みてみました。

 一口に家事と言っても「毎日(あるいは定期的に)やらないとマズイもの」と「いますぐやる必要はないが、やらないまま放置していると不便やストレスの元になるのでいつか必ずやらないといけないもの」があります。今のぼくは、後者の方がジワジワと溜まってしまった状況です。

 「重要度」と「緊急度」を優先順位の判断基準としていると「重要かつ緊急なこと」からこなしていくことになります。これはこれで正しいことなのですが、常にこの基準だけで動いていると「それなりに重要なのだけれど緊急ではないこと」が徐々に山積していくことになります。

 これらが溜まっていくと、あたかも整理整頓のできていない職場で働いてるかのように思考のリソースが削りとられ、細かなイライラに神経を苛まれていきます。そして、そのまま放置しておくと、これらはやがて「重要かつ緊急なこと」をこなしていくうえでの足枷となり、効率や生産性を大幅に低下させてしまいます。

 そこで、疲労と停滞を感じたいまこそ「いますぐやる必要はないもの」をやっつける時だと思いさだめ、新たな活力とスピード感を得るために、黙々と家事に励んでみました。

 結果、溜まっていたものすべてを一気に終わらせるとまではいかなかったものの、日々のストレスになっていたもののいくつかを大幅に片付けることができました。

 暮らしや仕事のうえでの細かなストレス源を減らすことができ、なにより「あれもやっていない! これもまだだ!」という気がかり感、気ぜわしさがやわらぎ「ひとまず手をつけて、前に進んだぞ!」という達成感と安らぎが得られたのがよかったです。

 ところで「チートデー」というのは本来はダイエットやボディメイク関連の概念だそうです。

 ダイエットがある程度成功すると、脳や身体は「もしかして、いま自分は飢餓の危機にあるのではないか?」と判断し、身体を省エネモードに切りかえてしまうのだそうです。

 このモードになると、身体は省エネ、つまり、エネルギーをなるべく使わないようにするため、痩せにくくなります。結果、以前より成果があがりにくくなり、ダイエットやボディメイクは停滞することになります。

 この停滞を脱するためには、脳や身体に「いや、違うんです。飢餓の危機というわけではないんです。安心してください」とアピールする必要があり、その「アピール」こそが「好きなだけ食べてOK!」な日、すなわち「チートデー」なのだそうです。

 ぼくが行っているのはダイエットやボディメイクではなく暮らしや仕事の改善活動ですが「ある程度うまくいった結果、ほかのところでアンバランスが生じて停滞する」という点は似ています。そして、実際にやってみた結果、一定の成果(とストレスの解消)が得られたところも似ています。

 ちなみに、ダイエットやボディメイクの「チートデー」は「日々しっかりと取り組んでいて一定の成果が出ていたのに停滞期がきてしまった」という場合において効果が出るそうです。

 今日ぼくがやってみた「暮らしと仕事のチートデー」の場合も「『重要かつ緊急なこと』だけやっていると必ず『それなりに重要なのだけれど緊急ではないこと』が溜まっていく(≒停滞期)」ということがほぼ自明なので「日々の取りくみと一定の成果」ということを前提としたうえで、今後も定期的にやっていきたいと思います。

 ただ、こちらは脳や身体などのような意思や思考でコントロールしきれない要素が少ないため、「チートデー」の日時や曜日を決めてしまってもいいのかもしれません。

 いずれにせよ、やってみればわかることが増えていくはずなので、またやってみます。

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