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【後編】2020上半期 新曲Best10解説 Tom’s Selection #2

 
 こんにちは、Tomです!今回は前回の続きで個人的に選んだ「2020年上半期にリリースされた新曲Best10」を紹介していきます。後編の曲も大好きな曲ばかりなので今からライナーノーツを書くのが楽しみです!それではどうぞ!

(この記事は後編です。前編はこちらからご覧ください。)

■ Nights (feat.ØZI & eill) / さなり

ストレートな歌詞が特徴的な17歳の新星ラッパーさなり。「Nights」では、台湾の人気ラッパーØZIと若手R&Bシンガーのeillをフィーチャリングに迎え、それぞれのシンガーが思い思いに夜の楽しみ方を歌い上げている。ゲームやパーティー、恋愛など様々なトピックをリリックを底抜けに明るいトラックに乗せ、全てを分け隔てなく楽しむ若者らしい人生観が垣間見える。

■ 灯火 / Vaundy

昨年夏にリリースした1stシングルがネット上で話題を呼び、ネクストブレイクの筆頭候補となったVaundy。1stアルバムのアルバム曲「灯火」はサビへの高揚感と疾走感が特徴の曲だ。メロディが3つとシンプルな曲構成ながら、計算され尽くされたリズムや音数がサビへの伏線となり聞き手の期待感を高める。19歳の天賦の才に酔いしれた。

■ 壇上 / King Gnu

Official髭男dismと共に2019年の顔となるアーティストとなったKingGnu。最新アルバム「CEREMONY」のアルバム曲「壇上」では、全編をメインボーカルの井口理ではなく、常田大希が歌いあげている。常田が「KingGnuを紅白を最後に解散させる」つもりで書いたというリリックは、ストレートに胸に迫る。国民的アーティストとなった、KingGnuの現在地を示すような一曲。

■ ボイスメモ No.5 / ちゃんみな

既にラッパーとして一定の知名度を獲得しているちゃんみな。ボイスメモ No.5では、恋に盲目な女子のリアルな心情をアンニュイな声で歌い上げている。恋愛のダークな部分を切り抜いたリリックにループするコードが一体となり、危険な恋の沼から抜け出せない様が表現されている。ボイスメモNo.5の正体は最後まで明かされず、曲にミステリアスなアクセントを付け加えている。

■ 罪の香り / 藤井風

Vaundyと同じくブレイク間近と期待される藤井風。アルバム曲「罪の香り」は1stシングル「何なんw」とは打って変わり、どこか民族的な雰囲気が漂う。サビのフレーズでは歌詞に加えコード進行、音の長さまでも自在に操って緩急をつけ、独特のグルーブ感を醸し出している。自身が「スルメ曲」と称すように、聴けば聴くほど引き込まれていく一曲。

あとがき

ライナーノーツお読みいただきありがとうございました!公開がだいぶ遅くなってしまいすみませんでした……。今後もライナーノーツ書いてみたいと思うのでよろしくお願いします!

(Tom)


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