「中国、国内移動でも隔離」12/23(木)今日の気になるニュース

こんにちは。
いよいよ今年もわずかになってきましたね。
最近は筋トレと卒論とバイトの日々を送っています。

さて、今日取り上げるのは「中国の新型コロナウイルス対策」についてです。
正月や春節を迎える中国では感染対策の強化が図られます。
来年にオリンピックを控えた中国では、国外に向けたアピールが求められます。


ニュースの概要

中国政府が2022年の正月や春節休暇の帰省や旅行を控えるように呼びかけている。
多くの地域では、国内を移動する人に対して、海外からの入国者並みの本格的な隔離を実施する。
「ゼロコロナ政策」と経済活動の両立が図れるのか鍵となる。

中国国務院は新型コロナ対策で、感染動向に応じて地域のリスクを「低中高」に分類。
市中間戦車が多い「中高リスク地域」の住民は他の地域へ不要不急の移動をしないように求めた。
移動をするものには、48時間以内に検査したPCR陰性証明を義務付ける。

また、イベント等も厳しく制限する。
会議のオンライン化に加え、家族での宴会すらも制限を求める。

詳細な具体策は、各地方政府が地域の実情に応じて策定する。
北京市では、直近14日以内に感染者が1人でも発生した地域から北京に入る人には、PCR検査や2週間の健康観察などを義務付ける。

背景

こうした厳格化の背景には、来年開かれる北京オリンピックがある。
国家の威信がかかる大会を目前として、国内外に対してコロナ対策に成功したことを示す狙いがある。
そのためにも、例年大規模な移動を伴う正月や春節に対して規制を図る。


春節は中国人にとって家族などと過ごす大切な休暇で、例年大規模な人の移動が見られる。
こうした大規模な移動に制限を加え、コロナ対策を強める。


こうした流れは経済活動にも影響を及ぼす。
春節がかき入れ時である飲食業や小売業、旅行業は打撃を被る。
春節期間中の旅行収入も新型コロナ前の6割弱に留まる。

Column

北京五輪に向けて中国政府がコロナ対策を強めている。
中国では、「ゼロコロナ」に強くこだわり、感染者の押さえ込みにこだわりを見せてきた。

こうした対策が容易なのは、中国の政治体制にある。
強権的な体制を持つ中国ならではこその対策であろう。

しかしながら、こうした対策にも足元に綻びが見える。
強権的に「ゼロコロナ」にこだわる一方で、経済を蔑ろにしてはいないだろうか。
多くの雇用があるサービス業の人たちは、こうした対策の煽りを直接的に受ける。
コロナ対策が国外のアピールのみに使われていないだろうか。
まずは国民の現状をしっかりと把握しないことには、国民からの批判の増加は避けられないだろう。


参照:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM219JT0R21C21A2000000/

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