「若年層転職希望増、5人に1人」12/19(日)今日の気になるニュース

おはようございます。
今日は朝がとても冷え込みましたね。
寒すぎて布団から出るのが大変でした。


さて、今日の気になるニュースは「若年層の転職希望者増加」についてです。
若者を中心に転職希望者が増加しています。
若者たちは、どのような働き方を求めているのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。


ニュースの概要

若年層で転職の希望者が増えている。
総務省の調査によると、コロナ家が始まった2020年以降に増加傾向が強まり、25〜34歳の5人に1人が転職を希望している。
コロナ禍で働き方の見直しが加速し、キャリアについて考える機会が増えた。
今後若者を中心に転職市場はさらなる加速を見せる見通しだ。

希望の内訳を見てみると、転職の意向は正社員に強い。
同調査によると、「年齢が若い正社員ほど転職希望が強まっている」傾向にあり、「働く時間が減り、もっとスキルをつけたいと考える人が増えた」という。


背景

こうした転職希望増加の背景には、コロナ禍による働き方についての再検討がある。
コロナ禍では、我々を取り巻く労働環境が大きく変化した。
テレワーク、時差出勤、飲み会の減少など枚挙にいとまがない。
従来では一部企業でしか実施されていなかった働き方も大きな広がりを見せた。


これまで当たり前と考えられてきた環境が大きな変化を見せる中で、より良い労働環境を求める声が高まってきたのも事実だ。
一例を挙げるならば、テレワークの普及に伴い、ノマドワーカーと言われる勤務地に囚われずに働く手法も注目を集めている。

こうした自由な働き方が大きく認知されることによって、若者の間でより良い環境を求める動きというのが広まっているのだ。
時間や場所、業務内容の選択は、仕事にとどまらない自身のキャリアプランを描く上で大きな役割を果たす。
そうした社会の希望に柔軟に応えていくことが企業には求められるだろう。


Column

若者の間では労働環境に対する意識は大きく変わってきている。
リクルートの調査によると、若年層ほど育休の取りやすさやプライベート時間の確保を重視する一方で、長期にわたる雇用補償を求める傾向は低いという。
つまり、若者はより柔軟な働き方を求めているということになります。

このことは、新卒就職にも影響を与えています。
ベネッセiキャリアの調査によると、就活生の6割が「リモートワークできる会社」を希望しているということがわかります。
このような若年層を中心とした業務の柔軟性の希望には企業も積極的に応えていくことが求められるでしょう。

皆さんも知っての通り、我が国では急速な少子化が進んでいます。
そのような社会では、今までとは違う就職体制が求めらるでしょう。
若者の希望に柔軟に対応しなければ優秀な学生を獲得することはこれまで以上に困難になるはずです。


また、対応を迫られるのは企業だけではありません。
国もこのような流れを支援していくことが求められます。
今回の調査では「働き方」だけでなく、「スキル」を重視する傾向が若者には見て取れました。
スキルを求め転職することは、ひいては賃金の上昇にもつながります。
政府にはお願いベースの賃上げ政策ではなく、転職等のしやすい産業構造への変換が求められるのではないでしょうか。
そのことが大局的には、GDPの増加や国際競争力の向上にもつながっていくでしょう。


参照:
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO78574790Z11C21A2EA1000/
https://www.businessinsider.jp/post-232784

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