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転職活動番外編1:嫁ブロック

まいどどうも、トムスです。
先日公開した私の転職のお話を読んでいただき、ありがとうございます!いいねしていただき、大変励みになります!

今回は番外編。「嫁ブロックはあったのか」についてです。
同僚や学生時代の友人と転職の話になると、必ず聞かれるテーマです。転職を考えているが、ご家族がいらっしゃる30代の方は気になるところではないでしょうか。特に大手企業や安定した会社に現在お勤めの方はなおさらだと思います。こちらでは、転職にあたっての妻とのやり取りについて書きましたので、読んでもらえたら幸いです。

※大手メーカーからベンチャーへ転職した話はこちら。

嫁ブロックはあったのか?

我が家は子どもが3人います。「これからお金が掛かるのに、大手で安定した会社を辞めて、吹けば飛ぶようなベンチャーにわざわざ転職するなんて!他の同期よりも早く引き上げてもらって、マネージャーになったのにもったない!」なんて言われると思っていました。ぶっちゃけ自分でもそう思います。ただ、結果的に嫁ブロックはなく、むしろ新しいチャレンジだ!いけいけ!”と背中を押してもらいました。肝の据わった妻には感謝しかありません。

こんな風に妻が言うのは、結婚してから側で僕の働き方を見てきたことが一番大きいのかなと思います。僕は2年目で結婚したのですが、当時は23時帰宅が普通でした。辛うじて定時退社日だけは早く帰れたので、私が晩ご飯を作って妻の帰りを待ったり、外で待ち合わせて飲みに行ったりと、いわゆるDINKSな新婚時代を人並みに楽しむことはできました。しかし、やがて職位も上がると定時退社日も形骸化し、月100時間残業の無限暗黒時代に突入していきました。そんなときに妻から「全然仕事楽しそうじゃないよね。私は仕事大変なことも多いけど、楽しいと思うこともあるよ」という言葉を言われました。もはや義務感だけで、盲目的に開発完了を目指すロボットのようになっていたように思います。1つの開発が終われば、またすぐ次の開発が始まります。Excelで管理していた日程は、まず期限を決められて、そこから逆算して日々のタスクに落ちる形でしたので、開発の狭間でも一息も付けませんでした。品質問題などのイレギュラーなことが起きればすぐに計画が破綻し、日程の見直しを報告するという始末でした。そんな日々の中では仕事の楽しさを感じる余裕がなかったのだと思います。

一方、プライベートでは、上の子と真ん中の子が生まれていました。仕事に楽しさを求めるよりも、もっと仕事を頑張らないと!という義務感ばかりが膨らみ、幸運なことに個人評価も付いてきたこともあって、スタンスを変えられずに仕事を続けていました。しかし、そろそろ昇格も見えてきたところで、改めて自分の生活を考えてみました。詳細はすでにnoteに書いた通りですが、その話をきちんと妻に伝えたうえで、今回の転職を理解をしてもらいました。

財務状況を説明して安心感を

楽しい仕事をして欲しいと思う一方で、やはりお金のことは妻も気になっていたはずです。ですが、お金について妻が特に聞いてこなかったのは、日々の収支や投資の損益などを常に共有していたからだと思います。我が家では月一の財務報告会を結婚当初から続けています。毎月お金をことをちゃんと話せていたことも、嫁ブロックがなかった要因の1つかもしれません。

内定先に承諾の連絡を入れる前の財務報告会では、大手にあった企業年金(いわゆる企業型確定給付年金と退職金)が無くなる旨を伝えつつ、転職で年収アップした分を投資に回して今後の教育費と老後に備える方針を伝えました。我が家は結婚してからずっと私が家計の管理をしています。その中で、DINKS時代は妻の給料を全額投資するなど、積極的に資産形成に取り組み、実績(といっても見た目の含み益ですが、、)を上げていた信頼感もあったと思います。きちんと説明責任を果たす形で、お金の問題は比較的すんなりクリアできました。

日々の暮らしのレベルは上げない

大手に勤めていたので年次が上がるとそれなりに年収は増えていましたが、あるときから生活レベルは上げていません。ここは夫婦や家族の価値観に依るところが大きいと思うので一概には言えませんが、我が家で年収が上がった分をそのまま資産形成に回してきたという感じです。(もちろん家族が増えた分はお金掛かっています。)つまり、多少年収が下がったとしても同じ生活をやっていけるイメージを持てたことも嫁ブロック回避のポイントでした

これを実現できたのはやはり新型コロナの影響です。ステイホームが定着し、外食はぜずにテイクアウトへシフトしたことで、無駄な?というか、必要以上の出費を抑えられていると思います。外食は、例えばスイミングで級が上がったときや、じいじばあばと会うときなど、頑張ったときやいつもと違う人とのご飯のときのイベントになりました。チリツモですが。笑。また、ステイホームではいろんな企画を実施しています。特に、クッキングのレパートリーが増えまして、

  • たこ焼き

  • 流しそうめん

  • クレープ

  • パフェ

  • クッキー などなど

なんかを楽しんでいます。家にいると、ついついテレビを見せがちですよね。かといって、付きっきりで相手をするのもしんどいですよね。そんなときはご飯やおやつのクッキングはおススメです。そんなこんなで、日々の生活レベルを上げずにやっています。もちろんこれから子どもが大きくなるので、食費やら習い事やらでその分はしんどくはなっていきますが、それなりで生活レベルを上げなかったのは良かったと思います。

感謝を伝え、行動で示す!

最後に突然ですが、恥ずかしながら妻とは結構仲良くやっています。家族がいて、プライベートが順調であってこそ、仕事(や転職活動)にしっかり取り組めるものだと考えています。逆に言えば、プライベートが順調だからこそ、今回の転職に踏み切れたように思います。今はフルリモートになったので、例えば、お昼休憩の間に洗濯物や食器を元の位置に片づけたり、麦茶やその他の消耗品の補充をしたり、仕事の合間に家事を行うようになりました。もちろん休日は子どもの相手にフルコミットです。今は共働き世帯が多いですし、こういった家事や育児も行動で示すことは重要です。ただ、最近だとこれくらいはできているイクメンの方も多いのではないでしょうか。そこに加えてもう1点、僕が重要だと思っていることは、感謝の気持ちを妻に伝えることです。些細なことでも”ありがとう”を言い合うコミュニケーションは、月並みで恐縮ですが、夫婦の関係の潤滑油的な存在です。仕事も家事も育児も全部やるの大変ですよね。担当や期限を決めて日々を過ごしていくと、すべてが仕事のように思えてきませんか。そんなときこそ、感謝を伝えて行動で示し、少なくともプライベートは守っていければと思います。それがきっと仕事にもいい影響を与えるはずです。

終わりに

以上、いかがでしたでしょうか。
仕事と家庭の両立は30代の共働き世帯の共通のテーマだと思っています。そんな大変なときに転職、しかもベンチャーへ飛び込んだ僕の話を、息抜き程度に読んでいただければ幸いです。それほど意識が高くない僕にも仕事や家庭のTipsで出来そうなことがあれば、ぜひアドバイスお願いいたします。引き続き、仕事ができるイクパパを目指して奮闘している姿を発信できればと思います。スキをいただけると執筆中の記事の励みになります。
引き続きよろしくお願いいたします。

トムス

見出し画像 著作者:pch.vector</a>/出典:Freepik

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