見出し画像

農作業はタイミングが命。

どーも、冨安です。WFPダチョウファームで北海道平取町でブロッコリーやジャガイモ生産をして、冬の今は岡山県上山という棚田がある地域にいます。

今年北海道の平取町で大規模農業2年目でした。ブロッコリーとじゃがいもを栽培しています。

2年目の今年はブロッコリー25ha,ジャガイモ4haをやりました。

ブロッコリーにおいては去年の10倍の作つけ面積ということで、やり切れるのかドキドキしていました。

3ha✗8回転やるイメージで、収穫時期をずらしながら作業していきました。

上手くいったことも上手くいかなかったこともあります。まだまだ分からないことが多く、農業は一筋縄ではいかないことを実感しています。

そんな中で農作業はタイミングが命だなと、今年やって感じました。

ブロッコリーもジャガイモ栽培もベストなタイミングで、必要な作業をやりきれるか!?が肝

農作業はタイミングを1つ間違えると、虫が大量発生したり、気づいたら雑草畑になってしまうことがあります。

また雨の日は作業ができないので、雨が降る前にやるべきことを終わらせるようにしないと作業が詰まってとんでもないことになったりします。

例えばブロッコリーの苗を畑に植え付ける作業。タイミングを逃して雨が続いたりすると、苗が黄色くなって栄養不足気味になったりします。

さらに後から植える苗とのタイミングも被ってきて、結果として収獲のタイミングがラップするなど後々に影響してきます。

他に例えば農薬をまく防除作業。これは葉っぱが濡れてるときにやると、水滴とともに薬も落ちてしまうので、あまり効いてないなと気づきました。

殺虫剤をやった次の日にブロッコリー畑をみると、あれ昨日殺虫剤やったはずなのにまだ全然いるな。みたいなことがありました。

また夏の暑いときに農薬をまくと、葉っぱが焼けます。早朝は朝露で濡れてるし、日中は暑いので作業をやらないようにするなどタイミングにはかなり気をつけてました。

夏の防除作業は虫は大量発生するが、やるタイミングを気をつけないと作業の意味がないということで神経を使いました。

ジャガイモはブロッコリー以上にタイミング命

ジャガイモとブロッコリーだけの比較になりますが、作業を適宜タイミングでやることはジャガイモの方が難易度が高い気がします。

僕はやっていて、ブロッコリーよりもジャガイモ栽培が掴みどころがなく難しい。

例えばジャガイモの芽が出てきたタイミングで行う培土作業。これは土がそこそこ湿っているときの方が、きれいに土を盛ることができます。

雨がないサラサラの土で培土をやると、培土が崩れやすくなってきます。

なのでジャガイモの培土をやるタイミングは、少々雨が降って土に少々の水っけがあるときを狙ってやります。

この作業を間違えると後から修正が難しいので、一発でどこまで正確に作業ができるかがすごく大事です。

このジャガイモ培土のように、作業タイミングを1つ間違えるとコケることがたくさんあります。

農作業で適宜ベストなタイミングで作業をするのは難しいわけですが、ドンピシャにはまって上手くいったときの感覚は気持ちいいです😃

ベストなタイミングで作業をするのは、腕の見せどころでもあり、とても大事な農業技術だと感じました。

北海道は4月から11月までやりましたが、7月、8月あたりの作業ボリュームはすごかったです。分かっててもいろんな作業が被ってくると、タイミングが遅くなったりしがちです。

数ヶ月のあいだに1年の勝負が決まる北海道農業。体力と集中力が求められる仕事です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?