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過去からの光

仕事中でも、そうでない時でも、
ぼーっとする癖がある。

小さい頃からそうだったようで、
何か考え事をしているわけでもない。
ただ、自分的には精神的に安定している証拠で、
不安定なことは、何か考え事をしていることが多い。

特に、嫌なことや物事が悪く転がるイメージなど、
良からぬことが多い。

ぼーっとできない時に、嫌のことを考えることを防ぐのは、
過去の良い出来事を思い出すことだ。

学生時代や会社に入ってから、
自分が成功した時のことを、どんなに小さなことでも
思い出すことで、気持ち的には少し安定する。

最近読んだ本で、そういう自分の習性を思い出した。
過去に自分が経験したことは、何ものにも奪われることがないと
その本では語られていた。

自分のこれからの人生に対する態度と
今までに自分が経験したことは、奪われない。
自分だけのものだと。

過去に閉じこもっているようで、
後ろめたい気持ちがないこともなかったが、
過去の思い出を大事に、自分を奮い立たせるのも
あながち間違っていないようだ。

そう思うと、些細なことでも心が動いた経験って大事だな。
自分で成し得たことも多いけど、
親兄弟や友人のおかげであることも多い。

思い出に癒されつつ、そこに寄り添ってくれた人たちに、
人知れず感謝する気になった。

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