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足るを知る

「人はどう老いるのか」という本を読んだ。
ネットニュース見ていると、その一部が記事に出ていたのが
興味深くて本を買って読んでみた。

元の記事で気になっていたのが、
老いによって、身体機能に不具合が出てきた時に、
不機嫌になる人とそうでない人がいるということ。

老いを受け入れて、まあそんなものかと
捉えられる人は、不機嫌いならないが、
いつまでも若くありたいと思う人ほど、
不具合に耐えられなくなって、不機嫌になるとのこと。

どちらが幸せなのだろうか。
ある意味では、諦めの境地ということかもしれないが、
諦めきれない人の気もよく分かる。

とはいっても、年齢を重ねると、
頑張っても、何をしても
何ともならないことは出てくるわけで、
それを何とかすることに執着してしまうと、
自分が許せなくなるし、不機嫌になってしまうのだろう。

あるがままを受け入れて、
機嫌良く過ごせれば、それが幸せなのかなと思う。

他にも、死に対する態度や心の準備についても
触れられていて、年齢的にも身体的にも
実感を得られるものではないが、
そういう心の準備は必要なのかなと思った。

年をとるごとに何度も読みたいなと思った本だった。

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