![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/70255867/rectangle_large_type_2_8f212392370462dd5eb6d532f8b29b14.png?width=800)
眠れないときこそ睡眠を制限しよう
睡眠を制限すると「眠りの質」が上がります。
これは睡眠の質を上げれば短時間睡眠でも大丈夫!という話ではありません。
寝床で眠れない夜を過ごすのは辛いものです。寝床で過ごす眠れない時間を「制限」することにより,眠れない悩みを解決に導く方法を紹介します。
睡眠時間と寝床にいる時間は違うもの
「昨日は何時に寝ましたか?」
この質問に答えるとき,寝床に入った時間を答える人もいれば,眠りについた時間を答える人もいます。
ただし眠りについた時間を正しく覚えている人は少なく,眠れないという悩みをかかえている人ほど,眠るまでの時間を長く答える傾向があります。30分くらい寝付けなかった場合に,眠るまで1時間くらいかかったと答えることはよくある話です。
すぐ眠りについていたにもかかわらず,途中で目覚めて1時間ほど寝つけなくなった人が,3時間くらい寝つけなかったと答えることもあります。時計を見たら2時だったので間違いない!と言って譲りません。
このような時間に対する誤認を生じる理由は,人は寝床で起きていた時間しか覚えておらず,眠っていた時間はあっという間に過ぎてしまうからだと考えられます。寝床にいる時間のうち,実際の睡眠時間とのズレが大きいほど,こういった悩みを大きくしてしまいます。
睡眠時間を増やすか寝床にいる時間を減らすか
睡眠時間と寝床にいる時間のズレは「睡眠の質」に関わります。これは翌朝起きたときに「よく眠れた」と感じるかどうかという意味での「睡眠の質」です。
睡眠時間を長くすることも大事ですが,寝床にいた時間を短くすることでこのズレを小さくして「睡眠の質」を上げることもできるわけです。
眠くないのに寝床に入る
眠れないのに寝床にとどまる
といった行為は「睡眠の質」を悪くします。これを反対にすればよいわけですから
眠くなってから寝床に入る
眠れないときは寝床から出る
という行動が「睡眠の質」を改善するわけです。
睡眠を制限してみよう
ここで言う「睡眠を制限」するというのは,もちろん「寝床にいる時間を制限」するという意味です。
例えば12時に寝床に入るけれど,いつも2時まで寝付けないという人は,「2時まで寝床に入ることを制限」してみるといったことを考えるわけです。
実際に「睡眠制限法」と呼ばれる治療法を試みる場合は,もう少し具体的に睡眠時間を計測して睡眠時間の計画を立てますが,
眠くなってから寝床に入る
眠れないときは寝床から出る
という行動パターンを覚えておくだけで,うまく「睡眠を制限」することができて,「睡眠の質」を高めることができるでしょう。
* * *
眠れないときには,寝床に入って頑張って寝ようとしてしまうものですが,この行動パターンが却って眠れない悩みを強くしていたのかもしれません。
眠れないときこそ睡眠を制限しよう
ぜひ試してみてください。
* * *
📕↓↓↓眠れない人のための短編小説公開中↓↓↓📕
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?