見出し画像

HOME AS OFFICE

One Original Thought is worth 1000 Meaningless Quotes.
1つの独創的な思考は、千の意味の無い格言に勝る。
_______________________________________________banksy

意味のあるだけが仕事が残る

自宅で仕事をする。これまでは、一部の限られた人達のものでした。ロックダウンが現実味を帯びてきた現在、多くの企業がテレワークの実施に踏み切っています。一時的ではあるものの、これから数日間、数週間は多くの人が家の中で「生活」と「仕事」が同居することになるでしょう。

いろんな捉え方ができます。「満員電車で通勤しなくていいし、通勤時間を有効に使えるから在宅勤務最高!」とポジティブに捉えることもできるし、「家だとと集中して仕事ができない」とネガティブに捉えることもできます。これを読んでくれているあなたは、どちらでしょうか。

堀江貴文さんは、「テレワークが進むと要らない人が可視化される」とまで言い切ります。直接成果に結びつかない業務は淘汰され、コアな部分だけが残る。山口周さんの言葉を借りるのであれば、クソ仕事により冷たい視線が送られることになります。意味のあるワクワクする仕事のみが残るのです。

■なくても良いかもしれない仕事の例
・情報共有だけで、何も決まらない大人数の会議
・外回りの後、上司のデスクに行っての報告業務
・顔つなぎの、外回り御用聞き営業
・片道30分以上かけての訪問営業

これらは、アフターコロナの世界では過去の遺産として扱われるかもしれません。働き方を改革せざるを得なくなった今、私たちは何をするべきなのか。ノイズに惑わされず、「目の前」と「中長期」の視点を往復しながら、大切な仕事のみに集中することではないでしょうか。

アウトプットを定義せよ

環境が変化する中で、生産性を上げるためにはどうしたらいいのか。まず、アウトプット、つまり自分の仕事の成果物は何なのか、今目の前にある業務の成果物は何なのかを自問することから始まります。これが意外に難しい。あなたの仕事のアウトプットは何ですか?

■アウトプットの例
・営業なら、売上契約件数
・ライターなら、質の高い記事の納品数
・マネージャーなら、チーム(部下)の成果物の合計

生産性=アウトプット/インプット

インプット(総工数)は主体工数と付帯工数に分けられます。主体工数は直接成果に結びつく業務。付帯工数は直接成果に結びつかない、主体業務に付随する業務です。1日に10時間労働時間があるとして、主体工数と付帯工数の割合いを振り返ってみるといかがでしょうか。

営業なら、クライアントと商談をしている時間が主体工数です。それ以外は付帯工数です。1日に10時間働いたとします。実のある商談が3時間だっとします。そうすると10時間のうち、3時間が主体工数で7時間が付帯工数です。いうまでもなく、主体工数の割合を増やすことが大切です。

アウトプット(成果物)は主体工数からしか生まれません。会議や移動時間からは生まれない。一方、主体工数に多くの時間をかけたからといって成果物が生まれる訳でもない。10時間顧客と商談をしても、スキルが低かったり、そもそもターゲット選定を間違えていれば、成果には繋がりません。

生産性=時間の使い方×パフォーマンス(スキル習熟度)

テレワークによって移動時間が減らせれば、それだけで主体工数の割合が増えます。そして生まれた時間をスキルアップのために充てる。これを繰り返していくことで、生産性を上げていくことができます。コロナが終息する頃には今よりも生産性が高い人材になっているのではないでしょうか。

在宅勤務のリアル

在宅で生産性が高い仕事をする。現実問題、それが可能なのか。ふと思い出すのはBBCパパ。これが在宅勤務のリアルではないでしょうか。家族がいたら仕事だけやる訳にはいきません。静かにするように諭せば、余計賑やかになるのが子供。環境も整ってない。なかなか一筋縄ではいかなさそうです。

BBCパパのように立派な書斎を構えることが難しい人もいるでしょう。そこで、一番手軽にはじめられるのは、もともと通勤時間だった時間をスキルアップの時間に充てること。スキルアップの手段の王道は読書です。アウトプットに関しては、書籍『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』がオススメです。

マネージャー向けに書かれたものですが、生産性を上げるための考え方や具体的な手法が紹介されています。その多くは、在宅であっても可能なことです。個人的に響いたのは「1on1」です。これもzoomを使えば遠隔で行うことができますし、私自身もweb会議で1on1をやっています。

「オフィス機能をもった住まい」は今後ますます需要が増えていきでしょう。形だけのものにならないためにも、アウトプットを定義し、主体工数の割合いを増やす時間の使い方を意識し、生まれた時間でスキルを磨く。これを続けていくことが大切です。

INFO

“We provide the best of beauty product.”をテーマにリサイクルとリユースにフォーカスした木を無駄なく使い、様々なシチュエーションに合ったオリジナルファニチャーを創造するプロダクションです。テレワークに伴い、カッコイイデスクや家具が欲しいという方はぜひお問い合わせください。