ルーマニア概況(1)経済データ
今回はルーマニアの経済データをいくつかみてみようと思います。
人口増加率という観点では、ルーマニアが特別増えてるということはなさそうです。
次にインフレ率(CPI)をみてみます。
赤がルーマニアです。
インフレ率が高い方が、経済的に不安定なことを表している場合が多いです。
実際、ウクライナは2014から2015年で上昇しているのは、このときもロシアがウクライナに侵攻していた影響が考えられます。(この時以降、クリミア半島はロシアが実効支配しています)
ルーマニア自体も2000年にはインフレ率が50%近かったことがわかります。
旧ソ連陣営は1990年前後から、社会主義経済を脱却し、市場経済を導入し、しばらくの間は経済が混乱していました。
ポーランドも例外ではなく、1990年はCPIが570%、でしたが、91年には77%、92年には37%と下降傾向をたどり、1999年には10%を下回ることになったようです。
一方のルーマニアは、1997年に154%を記録するなど、ポーランドと比べると、インフレの沈静化には出遅れ感があります。
東ヨーロッパのGDP成長率の比較です。
インフレ沈静化が始まった2000年あたりから伸びる時は他の東欧諸国よりも
経済成長率が伸びている傾向にあるような気がします。
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