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少し大人の休日 〜を予定してみる〜

しばらく旅行が続いていた。だから今日はずっと家に居ることにした。明日は雨みたいなので、また在宅だろうか。気候が人に及ぼす影響力は凄まじく、明らかに人手は増えている。

鞍馬・二ノ瀬

録画したドラマを愛犬のモイと2人でこたつに入ってぼんやり観ていた。

あまり京都人も訪れることがない名庭園が鞍馬にあるとのこと、実はこれから毎月1回、京都に妻と訪れようと思っている。まだ桜は見れるだろうか、見れなくても一見の価値はあるかと思って、春の特別公開に申し込んでみようと思う。

「白龍園」

もとは竹やぶと熊笹だけの安養寺山ともつつじ山とも呼ばれていた地を京都の医療メーカーの経営者の方が縁あってこの地一帯を手に入れて、何と当時の社員家族と地元の手伝い衆が力を合わせて生涯をかけて名庭園として復元した、けっして誉や利益のためではなく、ひたすら、この地に宿る史実と無数の魂を思い、祭壇の復元、整地と開発を決心した手作りで、持続可能なこの地を訪れたいと思った。

数年前からSDGsは国連が17のテーマを掲げて2030年までの期限を未来から設けて、それまでに誰一人残さないというテーマやコンセプトを掲げて今、すべての国が取り組んでいる。

この白龍園、これこそSDGsだなと僕は思う。先代、初代の経営者だった故青野正一氏がこの庭はみんなに見せないといけない、皆さんに観て頂いて喜んでもらわないといけない。その言葉が58年の歳月をかけて1年に2回、春の特別公開と秋の特別公開に分けて行われる。

ドラマの中では秋の映像だったが、これが絶景。本当に若手社員たちと地元のボランティアの方で造られたとは思えないような庭園。僕は庭園もそうだが、石段、四阿(あずまや)、石畳が当時重機もないまま大きな石を運んできたかと思うと、何か胸が熱くなる。

この世に生がある限り、春は毎年3月あたりからやってくる。1年の中で一度しかない春、そして人生の中で1度しか訪れることができないかもしれないが、この眼で人が本当に人だけで造った庭園をこの眼で観たい。

歳とともになんだろう、日本というか和に惹かれるものがある。不思議だ、大学生や新卒の頃は英国でこの世を終えてもいいと思っていたが、最近はなんかこの地で人生を全うしたいし、まだまだ日本を愉しみたい。

そんなこんなでちょっとこれからまた京都のYouTubeでも観ようと思う。引き続き素敵な週末を。

追伸
今日の桜のフォトはenid2017さんの作品。今日もクリエーターさんに感謝。

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