【合唱】「明日への翼」

昨夜のYouTube生配信番組『星空のコックピットから愛と光を込めて』で初公開した動画をピックアップしてYouTubeに掲載しました。
甲ノ原中学校の皆さんと合唱した「明日への翼」です。
いちょうホール大ホールでのライブ映像、ライブ音声でお楽しみださい。
この日の合唱に向けた合同練習の模様などは、ケーブルテレビにも取材していただき放送されました。練習を重ねるごとに真剣な眼差しで、そして生き生きと歌ってくれた子どもたちの印象が強く残っています。
その後も彼らとの縁は続き、コロナ禍でコンサートができない状態の中で開催された甲ノ原中学校の周年合唱イベントにもお招きいただき、その時は「傷つきやすいきみへ」と、この「明日への翼」の合唱をさせていただきました。その模様は以前YouTubeにも掲載しています。

この楽曲は北九州市人権教育教材集『新版・いのち』に掲載していただいています。
人間は全員、一人ひとり違います。そこに、一つだけの理想や正解の形はありません。あるのは、その人ごとに、得意なことや不得意なこと、大好きなことや苦手なこと、があるという事実だけです。そこに他者と比べた優劣など存在しません。もちろん、スポーツや文化など、何かのルールの中で競い合う時には成績の優劣が生まれるものですが、それはその人間の優劣を決めるものではありません。
理想や答えは、いつも自分の中にだけ存在するのです。自分は何が大好きなのか。何が得意なのか。何をやっている時は、嫌なことも忘れて集中できたり、リラックスできたりリフレッシュできたりするのか。
そして、その自分を生き生きとさせてくれることが希望になり、今まで苦手だったことが、前よりも少しだけできるようになるかもしれません。それこそが、尊いことなのです。他者と比べての勝敗より、自分自身の成長にこそ、人は本当の喜びや生きている実感、自信を得られるものだと思います。
人と人の間には優劣ではなく、違いがあるだけです。その一人ひとり違った個性を、肯定したい。なぜなら、人は肯定された時に、命が輝き、その可能性を開いていくことができるからです。肯定というのはつまり、信じてくれていること、大切に思ってくれていること、愛してくれていることの、実感を得られる行為です。信じてもらえた時に、大切に思ってもらえた時に、愛してもらえた時に、人は自分らしく安心して、本来の輝きを放ちます。
だから、僕は肯定の光を歌に込めて表現しています。届けています。人は絶対に、否定より肯定によって成長していけます。
時には否定をバネや反骨にして力を出すこともあるかもしれません。しかし、それは肯定の力には及びません。否定され続けると、誰だって心身が病んでしまします。
僕も多くの否定の言葉を浴びてきました。それに戦い前に進んだこともあるでしょう。しかし、肯定の言葉をもらえるようになった時、人を輝かせるのは何なのか、それを知りました。

子どもたち一人ひとりが生まれ持ったそれぞれの自分らしさ、夢の種、その可能性は無限大です。
その種がやがて花を咲かせていけるよう、愛と光を込めた肯定の歌を届けたいと思います。
それはなぜか。究極を言えば、幸せでいてほしいからです。信じられ、認められ、期待され、愛された人は、自信を持って生きられるでしょう。素直に笑えるでしょう。自分らしくいられること、それこそが幸せだと思うからです。
そして自分らしさで、やがて次の誰かを肯定する光になるでしょう。

子どもたちの未来が、そして僕たちみんなの世界の未来が良くなるよう、この歌を届けていきます。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
明日もあなたに良いことがありますように♪

よろしければサポートをお願いします! コロナによりライブ中心の音楽活動は難しくなりました。 しかし変革のチャンスにして、レコーディング、撮影、配信機材を整えています。いただいたサポートを更なる向上と持続に活かし、ますます有意義であなたにお楽しみいただけるnote発信を続けます。