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凪【生後5ヶ月】

娘の5ヶ月記念とともに、私も32歳を迎えた。

12月26日は、クリスマスの華やかな街並みから、ふだんの日常へ切り替わる日。子どもの頃はイベントのはざまで物足りないなと思っていたけど、今はこのケの雰囲気が心地いい。クリスマス前の慌ただしい雰囲気から一転して、“凪“のように穏やかな数日間。1年の振り返りをしたり、自分の今を棚卸ししたり、未来に向けて頭の中を整理できるこの時期が好きだ。


毎月26日は、こうして娘の成長を記録に残すようにしている。ママと子どもの写真はどうしても少なくなりがちなので、今月から写真も撮ることにした。

今月は、クリスマスカラーのリンクコーデ。

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1年ぶりに自分だけの体を取り戻した。

生後4ヶ月を変えたばかりでまだ早いかなと思いつつ完ミ(完全ミルク育児)に切り替えたのだ。我が家は仕事の都合上親に子を預ける日もあるし、夫が娘にミルクをあげる機会も多いので、完ミの方が暮らしに合うと判断したから。(あと、需要と供給が見合わなくなってしまったこともある)

混合(ミルク+母乳)で4ヶ月やってきてどちらも経験してみたけれど、完ミもメリットはたくさんある。

実際に切り替えてよかったことは、授乳を誰かにお願いできること、1日に飲むミルクの量が把握しやすいこと(母乳は時間で測るのでわかりづらい)、お酒やコーヒーを気兼ねなく飲めること。外出時の持ち物が増えたり、ミルクのコストがかかったり、調乳できない授乳室だとちょっと大変だけど、それでも我が家では完ミの方がメリットがあると思う。

暮らし方や働き方が多様化してるから子育てのやり方は人それぞれだ。正解なんてないので、自分に合ったスタイルを模索しながら子育てしていきたい。

そしてそろそろ離乳食が始まる。深夜の授乳も夜泣きもほとんどなく、ミルク育児にも慣れてきて、大きなトラブルもなくペースができて。生後2ヶ月から5ヶ月までも“凪“のような時期だったけど、これからはまた試行錯誤の毎日になりそうだ。


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赤ちゃんの1ヶ月の成長は、大人の2-3年に匹敵するくらいものすごいスピードだと感じる。

最近は首がしっかり持ち上がるようになり、背もたれがあれば座れるようになり、だいぶ遠くまで見えるようにもなった。できることが猛スピードで増えていく。

周りをよく見渡せるようになった反面、誰かがそばにいないと泣いてしまうことも増えた。(むしろ最近は常にそう)だけど、近づくと弾けるような笑顔を見せてくれて、それがとてもかわいい。甘えん坊すぎて疲れる時もあるけど、私を見つけた時の嬉しそうな顔を見るとこちらもつい笑顔になってしまう。

でも、少しずつ人の違いも分かり始めたようで、先日実家に預けた時に空腹以外の時でも泣いてしまったそう。ママやパパとの信頼関係ができてきたと思うと嬉しくもあるけど、人見知りは始まってほしくないなとジレンマを抱えている。


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仕事では、初めて子連れで終日撮影現場に連れて行った。自分以外に見てくれる人が何人もいる現場は頼もしくてありがたかった。(子ども好きが多かった現場だったのもありがたい)

私自身、子連れでオンラインMTGに参加したり、現場に行かせてもらったり、周りのみんなが受け入れてくれるからなんとか仕事ができている。そのおかげで働けているから、もっと子連れでも生きやすくて動きやすい社会をつくっていけたらなと思う。

出産前は妊娠・出産はブレーキだと思っていたし、キャリアが止まることがこわかった。でも、娘がいるからこそいただける相談もあったし、見える世界も180°変わった。そして暮らしと仕事のバランスを前より考えるようになり、自分に合った暮らし方を改めて問い直すいい機会になった。だからこの体験談が、誰かが前を向くきっかけにつながるといいなと思う。

とはいえ、やっぱり仕事と育児の両立は精神的にも体力的にもハード。娘の成長が早いので課題は常に移り変わるし、素敵なお誘いがあると無理をしてでもやりたくなる自分もいるし、バランスは常に模索中だ。

娘が保育園に入るまでたくさん一緒に過ごしたいなと思いつつ、ブレーキを外して好きなだけ働きたいと思う時もある。でも今はその時々に合わせて、調整しながら無理のない範囲でやっていくしかない。(いつもお仕事ご一緒させていただいてるみなさん、本当にありがとうございます)

1月は楽しみなコラムやイベントのお仕事があるので、公開したらまたお知らせします。


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2021年は私にとって特別で忘れられない1年だ。

娘が生まれて、この先どんな風に暮らしていきたいか、どんな働き方をしたいか、どんな人たちと一緒に過ごしたいかなど、自分自身を振り返り整理するいいきっかけにもなった。

思うように外出できず鬱々とした気持ちになる日もあったけど、子育てをする上で“新しい生活様式“に救われたことも多かった。

来年も一瞬一瞬を大切に、“いま“を全力で生きていきたいと思う。


今年もありがとうございました。

よいお年を。

ありがとうございます。いただいたサポートはうつわの仕入れやお店の準備に使いたいと思います◎