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育休を通して、ミニマリストという暮らし方に、少なからず共感している、というお話。

ミニマリスト。必要最低限のものだけで生活を行う人々。
真っ白の部屋に机と椅子だけが置かれた、なんとも殺風景な空間に、体操座りをしている。
そんなイメージでしたが、ここ半年で、ミニマリスト、とまでは行かないかもしれませんが、モノを極力減らして、身軽でいることが、選択肢を増やしてくれることにつながるんだな、と思ったので、そのお話です。

この半年1年間で生活をがらりと変えてみたのです。

2023年5月の第二子誕生に際して、育休を約9ヶ月間取得することになり、この半年1年間で、引越しを2回行いました。

引越しは、最後は楽しくお別れを!


1回目は、2022年年末に今まで家族で過ごしていたマンションを退去し、妻と子供は福岡へ、僕だけ一人東京に残ることになったので、マンスリーマンションへ引越し。
2回目は、育休に入るためにマンスリーマンションから地元福岡へ引越し。

・福岡には空き家になっていた祖母の家があり、そこに仮住まいをしてもいいこと
・第二子は第一子の経験を踏まえて、里帰り出産を希望したこと
・里帰り出産をするなら現在の家の更新のタイミングなどから年内で引っ越してしまう方が断然お得になること
などから、妻と子だけ先に福岡へ戻る、というトリッキーな選択肢を取りました。

結果として、4カ月で2回引越しをしてみて、身軽であることこそ、「取れる選択肢が広がる」ということを実感しました。

マンスリーマンションでの暮らし


屋上がすごい開放感あって綺麗でした。

マンスリーマンションは、検索で出て来るような、某マンスリーマンションの仲介会社を通して借りました。
審査などはありますが、対応も早く、空き部屋を調べてくれて、希望の条件を伝えると、いくつか候補の部屋を出してくれました。
一人暮らしには申し分ない綺麗さと、設備の部屋に入ることができましたが、
とはいえ、6畳もない部屋で、とにかく狭い。
ということで、マンスリーマンションでの暮らしの際には、とにかく持ち物を減らしました。

減らす、というより、必要なものだけを持っていく感覚。

よくミニマリストになるならば、一旦全部捨てちゃって必要なものだけ揃えていくのがよい、と言われますが、その感覚がすごくわかりました。
具体的には、フェイスタオルが5枚、服は、黒のモックネックの服を3枚、パンツも3枚同じスウェット、ジャケットを1枚、モンベルのダウン1枚、その他下着類、パソコン、カメラ機材関連(ここはガチでやってるので入れちゃいました)、靴2足のみを持っていくことに。
カラーモニターは別発送が必要ですが、そのほかはスーツケースに余裕で収まる内容。

荷物も軽いと心も軽く、空港で飛行機を見に展望台にいく余裕っぷり。

住んでみて必要なもの(歯ブラシとか毛布とか)は現地調達をしましたが、4カ月、しかも一番寒い時期の4カ月をそれで過ごしてみて、全く不自由することはありません。
なんなら、乾燥機がなかったので、毎朝昨日着た物を洗濯して、干して家を出る習慣が身につき、常に洋服のサイクルが回っている状況が続きました。「自分にはこれだけあれば十分なんだ」ということに気づきました。

そして、服も迷うことがなく、とにかく楽。
他にも、何か物を買おうと思った時も、これ実際いるかな、とか、荷物が増えてしまう、といった理由でほとんど買うことがなく、お金も使うことが俄然減りました。

段ボール1つの郵便で済ます引越し。


家具付きの部屋にしたので、ほんとに自分の持ち物はスーツケースとカラーモニター程度。

その後無事に育休に入りました。東京のマンスリーマンションは退去し、引越しを行うのですが、これがまたすごく楽でした。
趣味の写真で使うカラーモニターを家財宅急便で送ったものの、スーツケース1つと段ボール1つ(会社に置いていた物)で福岡に引越しを行いました。
かなりフットワーク軽く、東京世田谷→東京荒川→福岡へと住む場所を変えて、生活スタイルを変えることができたのです。

福岡でも、ミニマルな暮らしを続行。


家族との時間を最優先に。

多少は今まで持っていたお気に入りの服を出して気分に合わせてきていますが、基本は、固定。
2024年に東京に戻ることは決まっているので、食器類なども必要最低限のものだけ包装から出して使っていますが、なんの不自由もありません。
東京世田谷で使っていたものは、感覚にして、使わないものが半分以上。
いままでなんて無駄なものを多く持っていたんだろうと実感する日々です。
育休が終わってまた東京に戻るときまでに使わなかったものは、基本処分しようと思っています。

また、固定費という点でも持ち物が少ないことが今回の福岡育休生活の後押しとなりました。
家は持っていません、車は持っていません、その他大きすぎるものも所有していません(これを機にスノボは後輩に譲りました)。

育休中は国からの給付金が出るのですが、これが給料の6割程度(所得税がないので、実質は手取りの8割程度)になります。
しかし、家も車もない上に、祖母の家で家賃ほぼ0で住むことができているので、なんとかやっていける収支を築き上げることができました。
どれもこれも、身軽でいることが功を奏しているのです。

これから。

キングコング西野さんのラジオで、多く売るのではなく、利益を出せるように売上もコントロールすることが大切(ランニングコストを稼ぐための顧客を得なくていいように、ランニングコストをとことん下げて、顧客をある意味選んでいく)というお話を聞きました。
身軽でいて、ランニングコストが低い、ということは、その分収入を鼻息荒く稼がなくても(給付金で手取りが減っても)なんとか暮らしていけることと同義であることを感じたのです。

福岡での生活は、あと約半年あるので、今ダンボールに詰まっていて使うことのないモノたちを少しずつ成仏させていきたいと思うことと同時に、
ミニマムライフについても発信してたらと思います。

ただ、一つ、僕の中で引っ掛かっているのは、必須ではないけれど、あると心が落ち着くモノ、大切なものというものもあります。
例えば、コーヒーを淹れるためのグッズ。音楽を聴くためのスピーカー。みると心安らぐライト。
この辺りのものも考えると、シンプリストという生き方に近いのかもしれません。


コーヒー、好きなんです。豆から挽きたいんです。。

きっともっと取捨選択することで、自分の好きとか、大事なことが見えてくるはず。
それから仕事や稼ぐということについても。
もう少し探究してみます。


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