過去記事20
2022年2月20日
多くのNFTクリエイターが様々なプロジェクトを発動し、触発されて多くの投資家などがNFT作品を購入する流れになっています。
おそらく、何かしらの『NFT』と呼ばれるものを購入、所有している日本人の人数は、2021年に比べて10倍から50倍程度の増加が起こるのではないか・・・と予想されます。(2025年くらいでしょうか)
2021年時点で日本人のNFT購入経験者や所有者の人数は、せいぜい1000人程度だったかと思います。
しかし2021年末の急速なNFTブームにより、購入の波が一気に加速しました。
現在では倍か、それ以上の人が『初めてのNFT購入』を経験し、所有しているのではないでしょうか。
当然ながら、1作品あたりのNFT価格は高まり、日本人のNFT作品など日の目を見ていなかった作品やクリエイターたちが、初めてこNFT作品を購入してもらえる感動を得たり、過去最高の金額で自分自身の作品を購入してもらえる経験をしたと思います。
やっと日本でも、少しだけNFTやブロックチェーン、Web3などの単語を目にする土壌が築かれてきたように思います。
そんな環境の中、NFTという仕組みや単語を利用して、新しい
ビジネス的に活動していく時期は、一気に終焉を迎えると考えられます。
おそらく5年も経てば、”NFT〇〇””NFTで〇〇”などという活動は、なんの売り文句にもならなくなるでしょう。
【NFTは流行り物の投機商材】
ブロックチェーンやNFTの本質的な価値や仕組みにフォーカスしない大多数の人たちが、流行り物として今からの市場を盛り上げていくのは間違いありません。
そして、一時のブームが過ぎ去ったのちに、NFTという存在が当たり前のものになっていき、特別な活動としてNFTという単語が武器にならなくなる。
しかし、ブロックチェーンやNFTというのは、そもそもの仕組みとして
『アート作品や芸術分野の技術』
では断じてなく、様々な存在の証明や価値の証明を、その存在自体に纏わせることができる『仕組み』に本質的な価値があるからです。
スマートフォンが、どのような歴史を経て、現在の使用者に届いているのか。
現在のスマートフォンが、どのような技術によって現在の利用者体験を実現しているのか。
ほとんどのユーザーは、そのような本質的な価値など関係なく
・便利だから
・みんな持ってるから
・持ってて当たり前だから
という理由だけで所有しています。
ブロックチェーンの仕組みを利用したNFTとは、まさにこの領域に突入するでしょう。
細かい契約や所有権などの問題は、NFT化することで全て解決するでしょう。
窃盗、盗難の類は、NFTデータの活用によって激減するでしょう。
正しさの定義づけ方法が、大多数が気づかないうちに変化していき、気がつけば便利で使いやすいから、NFTが利用されるのが当たり前・・・
という世界に急速に変化していきます。
そういう意味では、今からスマホ業界に参入して新しい何かをチャレンジすることは、あまりワクワクしません。
単純に多くの方がすでに、様々なチャレンジの末に、多くのサービスを出し尽くしている感が否めない。
スマホ周りの良さそうなサービスは、あらかた試し尽くされていることが予想されるからです。
その点、ブロックチェーンやNFT関連は、現時点でまだ日本の人口の0.01%程度が、少し知ってる・・・
という程度のものでしょう。
本質的な価値や仕組みについて詳しく考察している人は少なく、それに関わるチャレンジや開発に乗り出している人数など、0.01%程度だと思います。
しかし、世界は確実に
『NFT利用は当たり前』
『ブロックチェーン管理は当たり前』
という世界になっていく。
ある意味では、世界が目まぐるしく変化していく状況を、リアルタイムで体験しながら眺めることができる特等席にいる状態です。
しかも今なら、それを眺める側になることもできるし、参加者になることもできるし、変化が遅い場所に避難することもできるし、変化に抗うこともできる・・・
全てを自己判断のもの、進む路を決めることができる環境にある。
自分の意見で自身の進む路を決める・・・
ということに大きなリスクが伴ってしまう日本という国の環境は、世界中で起こる、この変化に対して決して楽しいだけの環境ではありません。
しかし今は、国境にとらわれず自由に活動できる環境なのも事実。
・変化を眺める者
・変化に積極的に巻き込まれる者
・変化を起こす者
・変化に抗う者
・変化から逃げ出す者
どの選択をしても、楽しくスリリングな数年を過ごせるのではないでしょうか。
ただ一点、
・変化に気づかない者
にさえならなければ。
変化が起こっていることに気づき、認めることさえ行えば、きっとここからの数年は、映画の主人公になったよう日々を過ごせるのではないでしょうか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?