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なかなか”着席”してくれない子ども達のこと

障害児の支援をしていると、大体の保護者から
うちの子は座ることができないから、座れるようになって欲しい・・・って話が来ます。

まぁ、基本的に幼ければ幼いほど座るって行為が難しくなります。
だってですよ、座るって何でしょうか?

親や指導者がよいくいう「この子は座れない」って、自分の支持が通らないから、通るようにしてくださいって聞こえるんですよね

座るということは、そこに意味があるから座るという行為に達します
自分を通して考えると簡単なのですが、「パソコンをするから座る」「事務仕事をするから座る」「休憩をしたいから座る」って感じです
まぁそれから、いうことを聞かなければいけない対象者から言われたから「座る」ってやつもあります

そもそも、幼い子どもは身体を使って自分の身体を知る時期です
自分の手、足、手を開く、触る・・・自分の身体の真ん中(正中線)を知るから右手と左手がうまく動くようになり、身体のバランスを調整するようになり、たくさんたくさん学ばなければいけない

特に障害があると、心身の発達が遅れがちなので優先順位をよく考えて支援を行わないと、幼児期に自らの身体をコントロールするまでの情報を得ないまま就学しちゃうと、集中力や書字等に影響し、なにもいいことがない

どうせ学校へ行ったら座っての授業を受けないといけない
それまでに座ることのできる身体つくりと今は座る時間だとその指示を受け止め先生の言っていることを理解して意味のある「座る」に繋げていくことこそ座るってことではないだろうか

当たり前の行動だからこそ、ちゃんと考えて支援をしていきたい


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