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一歩踏み出してみたら、実はそんなに難しくなかった件

私は料理が好きだ。上手なわけではないけど、料理を作ると、作り終わったあとは何か気持ちがスッキリしている。

それでも揚げ物となると話は別だ。色々手間がかかるし、油の飛び跳ね、破裂で、壁が汚れたり、火傷したり。最終的には部屋が油っぽくなって大変だ。賃貸の極狭の家では尚更だ。そう言えば、夏ぐらいに唐揚げは料理じゃないって発言が炎上してたなーと思い出した。

でもおととい、岡山県から牡蠣が届き、彼が「カキフライ食べたいなー。」と一言・・・。必死で抵抗したけど、こんなこと1年に何回もないんだからと今日は一念発起。

スーパーで小麦粉、パン粉を買って準備万端。

片栗粉を使って牡蠣をやさしく揉み揉みすると、出てくる出てくる黒い汚れが。綺麗に洗って、キッチンペーパーで水気を取り、ほんのちょっとだけお塩を振って、小麦粉をまぶす。卵とパン粉をつけていると、手が雪だるまみたいになったので、彼を呼び、たまご係を任命。二人でやるとあっという間に下準備が完成。バーミキュラの14センチの鍋に油を入れ、170度に熱したら、牡蠣を投入。跳ねるかなと身構えていたら、全然跳ねない。「あれ?こんなもん?」

今まで何に怯えていたんだろう?一度も跳ねることなく終了。あんなに面倒で、大変で、怖いと思っていたことが、一瞬のうちに終わった。「なんだ。こんなに簡単なんだ。」

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若くたって、40歳になったって、やっぱりやりたくないことは山ほどあって、むしろやりたいことより、やりたくないことの方が圧倒的に多くて、「面倒くさいな」とか、「やだなー」とか「今日出かけるの面倒になってきたな」とか、「掃除機かけるの後ででいいかな」とか。でも実際やり始めてみたら楽しくなったり、一瞬で終わったり。人生っていつもこんなことの繰り返しなんだと思った。大変で、もうきつい、もう辞めたいって思うことでも、終わってみたら楽しかったなって感じられる。そういうのも悪くない。

今日の朝、早く起きる苦痛を味わった後の充実感と、ゆっくり気が済むまで寝る快楽とどっちが幸せなんだろうと考えて、ゆっくり寝る方を選んだんだけど、明日は早く起きてみよう。どっちが幸せか選ぶには両方やってみないとね。早く起きるなんてできない!そう思っているけど、起きてみたら案外今日みたいに「あれ?こんなもん?」って思うのかもしれない。そんなことを考えた1日でした。

でも、部屋中が油臭くなるのはどうにも回避できないな。ファブリーズして、寝よ!

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