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『賢者の書』を読んで思ったこと


久しぶりの読書。Kindleを見て気になった『賢者の書』を読んでみた。
今モヤモヤ悩んでいる人にはもってこいの本だと思う。
無職3ヶ月目の私にはぴったりの本だった。

『賢者の書』はサイードという少年が、9人の賢者に会い、そこから学ぶことで、賢者の書を完成させて行くというストーリー。物語調に進んでいくので読みやすく、多くのことを学ぶことができる。


1.行動

「行動する」と言っても簡単に行動できることもあれば、簡単じゃないこともある。日常のことは無意識に行動できるが、会社を辞めたり、新しいことを始めたりすることは簡単にはできない。

行動をするということは、1枚の絵を完成させるために必要不可欠なパズルのピースを集めているだけ。

「行動を起こすときに何かを期待したり、失敗することを恐れたりすることには何の意味もない。大切なのは、必要なピースを集めるためにできるだけ多くの行動を起こすこと、そして、行動の結果返ってきたものをよくみて、どうやってこれを使うのかを考えることだ。」

2.可能性

不可能と思えるようなビジョンを実現する無限の可能性が自分にもあるということを正しく自覚することが、人生の成功につながる。

インスタやツイッターを見ていると、すごい人が多すぎて、どうしても「私なんて」って思ってしまうことがある。でも、私にも何かできることがありそうな気がした。

3.自尊心と他尊心

自尊心を高めると同時に、他尊心も高めていかなければならない。自尊心と、他尊心が同じ高さであれば、成功が近づく。

たまに人を見下してしまうところがあるので、気をつけなければならない。

4.目標

目標を考える上で、大切にしなければならないのは、「何になりたいか」ではなく、「どんな人になりたいのか」ということ。
とかく「何をしたいか、何になりたいか」を考えがちだけど、「どんな人になりたいのか」というのはあまり考えたことがなかった。
私が一番に思いつくのは「人を思いやれる人になること」
今は、自分のことばかり考えることが多いが、周りの人のことも(私の見えないところにいる人たちも)幸せにできるような人になれたらと思う。

5.今

「今何を持っているいないに関係なく、今日一日、成功者としてふさわしい過ごし方をするだけだ。」

今この無職の時間に、自分がどれだけだらけてきたかを考えると、ゾッとする。

6.投資

時間という財産を投資しすること。投資はお金だけではない。自分の仕事の環境、生活の環境、周りの人の環境を整えたりすることも投資につながる。

残業をすれば、お金はもらえるがそれだけ。それよりも、時間を人に会ったり、経験に使えば、いずれ行動のピースが増え、素晴らしい絵が完成する。

7.幸福

・自分の幸せにすることを探す人々。
・他人を幸せにすることを探す人々。
どちらを考えるかによって、自分の所属するオアシスが決まる。

私は「他人を幸せにすることを探す人々」に属したいと思っているが、自分が犠牲になってまでという考えもあるので、まだまだ未熟者だ。

8.言葉

「人生は、言葉によって作られている。」

他人からの影響もあるが、何よりも強いのは、自分の心の中で聞いている言葉。つまり自分の考え。ネガティブであれば、ネガティブな方向に進むし、ポジティブであれば、ポジティブな方向に進む。

「今の自分が、成功している、あらゆる幸せを手に入れられる人生の途中にいるということを認める言葉を、自らに聞かせ続けることによって、さらに大きな成功が手に入るのである。」

そうなれるように頑張りたい。

9.①感謝

「人生をより素晴らしいものにするためには、とにかく感謝の言葉を多く口にする毎日を送らなければならない。」

言うだけではダメで、ちゃんと伝わるように言わないといけないなと思った。ボソボソ言っていてはダメ。

9.②与えること

「人生においてほしいものを手に入れるためには、手に入れたいと思うものを与える側にならなければならない。」

「感動の多い人生を送りたければ、感動させてもらう側にいては、本当の感動の半分も手に入れたことにはならない。」

何かを身につけたければ、学ぶ側ではなく、教える側に
認められたければ、認める側に
愛されたければ、愛する側に

今はどうしても自分が自分がという感じになっているので、そうなれるように意識していきたい。

9.③誕生

「自らの人生を素晴らしいものにするために生まれ変わろうとするときに、他人がどう思うかなど全く気にする必要はないのである。」

私はまだ無職になったことを両親に言えていない。これから新しい道を歩もうとしていることを恥ずかしいと思っているからだ。他人が何と言おうと、やりたいことをやろうと思った。

まとめ

この本のまとめにも書かれているが、「人生における不運は、自分の学ぶ姿勢に原因があった」という言葉に共感をした。
今まで、若い人に教えてもらったことをバカにしていなかったか。年配の人の話を無碍に聞いていなかったか。思い返し反省した。
8月からはありがたいことに3ヶ月勉強する機会をもらった。10月からも3ヶ月ライターの勉強をする。この4ヶ月は学びの期間になる。
ここで、新しいことを謙虚に吸収し、「人のために動ける人になりたい」と思う。

ちょっと人生がうまくいっていなくてモヤモヤ悩んでいる人は、ちょっと読んでみるといいかもしれない。物語風に進んでいるので、楽しく読めるはず。私もそんなに本は読まないが、続きが気になり1日で読了できた。



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