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子どもの頃の記憶

小さいころ、父親の仕事場に行くのが好きだった。
父親は自営の大工で、作業場として家から徒歩5分くらいのところに
車庫があり、工具や資材など男の子の心をくすぐる秘密基地のような
感じだった。

木の匂いも好きだった。
木を加工する時の機会の音も好きだった。
何より、黙々と作業をする父がすごくカッコよかった。

自分が起業し、事務所を借りた時に登米市ならではの組手什を使っていいと言われありがたく使わせてもらっている。

木の匂いが、とても懐かしく、小さいことろに父の作業場に行った
高揚感を思い出した。

今日、仕事を午後からお休みし、娘の学校が終わる時間に待ち合わせをし
事務所で勉強しながら、おやつを食べ、一緒に過ごした。
娘は素直に「ENGAWA行くの嬉しい」と喜んでくれた。
あの時の自分を思い出したが、自分は父の作業場をカッコイイと言ったことはなかったなと思い、今度帰ったら、久しぶりに父を作業場に行ってみようかな?なんて思っている。


父に憧れて起業した。まだ1ヶ月。「そんなことやっても意味ない」とか「ちゃんと考えた方が良いよ」なんて、厳しい言葉も沢山いただいている。でも、縁をつないでいただき、いただくお仕事もある。年末にやりたいイベントもある。

いつまでも走り切れるように。
自分の子どもが、この記憶を誇ってもらえるように。
そして、父のようにカッコいい父になれるように。

着実に、真摯に、楽しく、誰かのために
仕事をしていきたい。

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